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「雲」って自由?

昔、「北斗の拳」という漫画に雲のジュウザというキャラがいました。

「俺はあの雲のように、自由気ままにいきるのよ」

雲を自由の象徴としたこのセリフ。
キャラとしてもかっこよかったが、とても印象的なセリフ。

「北斗の拳」を見て育った現サラリーマンの人。
私もその一人。

会社の一つの歯車、方針、ノルマ、指示に従い働く毎日に、ジュウザのように、あの雲のように、自由気ままに生きたいな。なんて思う人、少なくないのではないでしょうか?

でも、ひねくれた考えかも知れませんが、雲って自由気ままに空に浮かぶイメージがありますが、雲って本当に自由なのでしょうか?

雲は自由に形を変えて、フワフワと気ままに流れる?

逆に、雲って主体的に動けないですよね。
周辺の気圧の変化、風に吹かれて形を変えて、流される。自分の意志ではなにもできない(もちろん雲だから意志はありませんが)。

そう考えると私達サラリーマンは、方針、ノルマ、指示の下、行動しますが、そこにはある程度、自分の裁量で自由に行動することができます。

これってある意味、雲より自由じゃないですか?
ジュウザよりは自由ではないですが・・・。

いかがでしょうか?
雲のように生きたいでしょうか?
こう考えるようになってから、私は雲のようになりたいとは思わなくなったし、サラリーマンって悪くないかもなんて思ったりもします。

歯車としても、替えはきくのかも知れませんが、一つだけ歯車が新しくなっても、周りの同じ様に年月を重ねて磨耗してきた歯車とは噛み合わせが悪かったりして不具合があるものです。

ですから歯車としての存在でも貴重な存在ではないでしょうか。

私はそう思うようにしています。

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