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新型PS5が発表されたので、購入するかを検討する【円安】

「新型出たらPS5買うんだけどな〜!くぅ〜っ!!」

みたいなスタンスだった自分だが、なんか急に新型PS5が発表された。

新型PS5

想像以上に事前リーク通りな内容で衝撃なのだが、出てしまったからには購入するべきかを検討しよう。


まあ長々と記事を読ませるのもあれなのでさっさと結論を言えば、

「Pro待ちでいいのでは…?」である。 (買えや)



【変更点あれこれ】

新型PS5の変更点は色々あるが、性能という意味では特に変わっていない。

今までの新型PSハードといえば、消費電力が下がったりとかそういう利点があったものだが、今回は性能も据え置きである。


良くなった部分
は、まずはスリムになって小型化したところだろう。
もちろんそれによって本体も1kgほど軽くなっている。(ドライブ付きモデルで約3.2kg)

そして、SSDの容量がちょっと増えて1TBになった。(以前は825GB)


微妙に良いんだかわからない部分
は、前面のUSBポートがUSB-C端子2個に変更されたこと。(以前は前面にUSB−AUCB-Cの端子が1個づつだった)

なおPS5は背面にもポートがあり、それは2つともUSB-Aである。


「USB-Cが2個になってよかったじゃん!」と思う人も多いだろうが、最近格ゲー大会で背面のUSB-Aポートにコントローラーを繋いでいたプレイヤーがあれこれ不具合に見舞われるという出来事があった。

背面ポートは高温の排熱に晒されるのでこういう事が起きる可能性があるとのことだが、新型PS5では前面からUSB-A端子がなくなってしまう。

なので端子がUSB-Aのアーケードコントローラーを使用している人たちは、新型PS5では確実に背面ポートを使用しなければならなくなり、それによってこの大会と同じ現象が起こる可能性があるのだ。

それを防ぐために前面ポートを使用したいなら、USB-A→Cの変換アダプターなどを別途購入する必要があるだろう。

(個人的にはかなりの排熱のPS4Proの背面ポートに機器を繋いでいても未だに問題を起こしていないので、考えすぎかなとも思うけど)


では注目の悪くなった部分の紹介といこう。

第一位はやっぱり「価格」なわけだが、それは一旦置いといて……

まずは付属品が減っていることについて語ろう。

今までのPS5では縦置きスタンドが付属していたのだが、新型PS5ではそれが同梱されなくなり、欲しい人は4000円で別途購入する形になった。

なので新型PS5の基本姿勢は横置きとなる。

基本姿勢

正直なところ、旧型PS5は明らかに横置きだと見栄えがひどかった

ゆえに、そのデザインを踏襲している新型PS5もわりとヤバい。

まあ据え置きハードの見た目なんてどうでもいいよと思う人も多いだろうけど、置き方の選択肢を前より狭められたのはちょっと残念だ。


で、価格である。

性能は特に変更がなく、
同梱していたものを減らし、
PS5に使用しているパーツの値段だって流石に2年以上経てば当時より下がっているであろう現在。

注目のお値段は……!?

PS5(Ultra HD Blu-ray ディスクドライブ搭載版):66,980円
PS5 デジタル・エディション:59,980円

まさかの値上げである。


知らない方のために、PS5の価格の変遷を載せておこう。

【発売初期2020年11月12日】 
ディスクドライブ版49980円+税、デジタルエディション39980円+税

【経済悪化の影響で…(2022年8月25日)】
ディスクドライブ版60478円、デジタルエディション49478円 ※税込み

【新型PS5(2023年11月10日発売)】New!
ディスクドライブ版66,980円、デジタルエディション59,980円 ※税込み

……いやー、円安がエグい

一昔前は「円安?円高? どっちがどっちかよくわからん!」とかほざいていたのが自分だったが、今や痛すぎるほどに実感している

まさかお値段据え置きすら不可能な局面になっているとは思わなかった。


なお、アメリカでは新型も以前と変わらず499.99ドルである。

まあそれはそれで、「なんで値段下がらねぇんだよ!!」という意見があちらではあるとかないとか。

(日本よりマシなんだからいいじゃん……)


とはいえ、500ドルは現在(2023/10/12)の日本円換算で、7万5000円であることを考えると、SIEだって頑張っているのだとは思う。

なんだかんだでこの値段であっても、PCを買うよりはやっぱりPS5の方が良いじゃないかとは個人的に思っているし。(安定性やらの絡みで)

いやまあ自分は今回PS5買わないんだけども……



【他も値上げするよ?】

今回の新型PS5の発表は本体の話だけでは終わらない。

とりあえずPS5の標準コントローラーである『DualSenseワイヤレスコントローラ』が、9480円(税込み)になる。

ただでさえ「コントローラー7000円とか高すぎ!!」とか言われてたPS5のコントローラーだが、まさかそれが1万円にレベルアップするとは誰が想像しただろうか。

なおこれは日本だけの変更である。(つまり円安…)


ちなみに他にも価格が変更されたものはあって……

・色違いのDualSense ワイヤレスコントローラー: 9,980円(税込)
・PULSE 3Dワイヤレスヘッドセット:12,980円(税込)
・HDカメラ:7,980円(税込)
・メディアリモコン:3,980円(税込)
・DualSense 充電スタンド:3,980円(税込)

などなど、もうなんだか勘弁してくださいという感じ。


思えば本来なら新しい本体の発表なんて大々的に盛り上げそうなものだが、「あ、発売します」という今回の発表は随分急だった。

こんなことになったのは、正直あんまり良くない情報のほうが多かったからだろうなとも思う。

円安だとか色々あるとはいえ、やはりこの内容を聞いて「頑張って支えるよ!!」なんて言える余裕がある人は今の日本では少数派だろう。


……あ、そういえばPS Plusの値段も上がっていたんだった。

エッセンシャル 5,143円 → 6,800円 (+1657円)
エクストラ 8,600円 → 11,700円 (+3100円)
プレミアム 10,250円 → 13,900円 (+3650円)

年額だよ

PS Plusは今やプレイステーションでオンラインマルチプレイをしたい場合にはほぼ加入必須なので、最低でも追加で年額6800円はかかることになる。

以前はセール価格で年額3600円くらいになったりもしたが、このキツいご時世ではそういうこともしてくれなくなるかもしれないな……。



【着脱式になったドライブ】

そういえば新型で一番大事な部分に触れていなかった。

ディスクドライブが着脱式になったのだ。

今まではディスクドライブ付きのバージョンと、ディスクドライブ無しのバージョン(デジタルエディション)を別で生産していた。

だがディスクドライブを着脱式にしたことで、今後はかなりの部分を同じラインで生産できるようになり、生産効率が上がることが見込まれる。

修理の際も、ドライブ部分の問題であれば交換するだけで済むので、そういう意味でも効率アップで素晴らしいのだ。

じゃあ安くしてくれよとは思うが)


もちろんユーザーにとっても利点はあり、デジタルエディションを買ってしまった人が後でディスクドライブが欲しくなったときに自分でサクッと追加できるのは素晴らしいことだろう。(1万2000円くらい)

なんだかんだでゲームも高い今、中古のゲームディスクを買って節約する人も多いはず。

なによりPSストアのダウンロード購入はSteamのような返品制度がないため、もし超高額なクソゲーを買ってしまった際には救済措置がないのだ。

なのでディスクドライブは個人的にあったほうが良いんじゃないかと思う。


あと映画鑑賞において、ブルーレイは規格が雁字搦めに縛られてるせいか利便性が最悪なため、下手な再生アプリをPCで使うよりはPS5で見たほうがマシかもしれない。

なによりUltra HD Blu-ray対応なので、DVDとは次元の違う4Kの美しさを楽しめる。

あ、「すずめの戸締まり」の4K版も出たよ!

まあ4Kストリーミングが存在する今、Ultra HD Blu-rayの存在を一体どれだけの人が認識しているのかは不明だけど……。

(自分も最近まで昔のブルーレイドライブでもUltra HD Blu-rayが見れると思ってたし)



【リークについて】

今回のこの新型PS5、実は結構前からリーク情報があったのだ。

中国の工場だか何かで手に入れたらしい本体の動画で、それはまさに今回発表されたドライブ着脱式の新型PS5と同じものだった。


そんな中で、現行のPS5の性能を強化した『PS5Pro』の情報も普通に出てきており、「2024年の年末くらいに出るよ」という話になっている。

もちろんリーク情報から変動する可能性はあるかもだが、「4Kで60fps以上出せるようなスペックになる」ということなので、60fpsは出てくれないと厳しい自分としては、正直PS5Proはかなり魅力的だ。


もちろん今のPS5のゲームだったら60fpsは全然普通なのだが、画質優先モードにするとフレームレートは30fpsになってしまうような例は既にある。

ハード末期には今以上にそういうタイトルが増える可能性はあるし、だったらPS5Pro4K60fpsのゲーム体験が出来たほうが良いなと個人的には思うのだ。

もちろんProとなれば値段は確実に上がるだろうし、その頃の円安が1ドル200円の領域に達していたら、想像以上の地獄のような価格になっている可能性はあるのだが。



【結論】

そんなわけで、なんだかあまり変化もなかったし普通に高かった新型PS5

自分の出した結論は最初に言ったように『Pro待ち』である。


それにリーク通り2024年の年末ともなれば1年後なわけで、その頃にはたくさんの名作ゲームがお安く買えるようになっているはず。

もはや流行の最先端を追うような人間ではない今の自分としては、エルデンリングをやるのが来年になっても特に問題はないのだ。


新型PS5のスリムさや着脱式ドライブに惹かれた方は購入しても良いと思うが、緊急性のない人はPS5 Proをのんびり待つのもありなんじゃないだろうか。

(まあこんなこと言ってると、自分は逆説プランニングでいつの間にか買っちゃいそうで怖いが)


……しかし本当に円安の厄介さたるや、凄まじいものがある。

これで儲けている企業もあるというが、世の大半の人にとって、円安預金残高を30%減らしてくる化け物みたいなものなのでは……?


乗り切らねば……


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