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NHKの勧誘は勘弁だけど、『NHK for School』は非常に役に立つ

果たして皆さんの元には届いているだろうか。

この封筒が。

……これがなんなのかというと、NHKからの特別あて所配達郵便である。

まあ要するに、「NHKと契約してね^^」というお知らせだ。

この物件に住みはじめてから、一体もう何通届いたことか。


これはNHKを契約していない家に強制的に送られてくるもので、回避策は存在しない

もう届けないで!!」とNHKに電話しても無駄である。

NHKを契約するか、永遠に届く封筒を処分し続けるかの2択だ。


NHKはあるときから人間による訪問方式を廃止して、この特別あて所配達郵便による勧誘に切り替えたらしい。

だがこの封筒の中には住所と名前が記載された契約書が入っており、処分も面倒なので勘弁してほしい所。


まあそれでも、昔来た配達員を装ったNHKの勧誘よりはマシなのかもしれないが……。



そんな自分の部屋にはテレビは存在しないし、地上波でどんなものが流れているかも知らない。

正直NHKには今後もお世話にならないだろうなと思っている。


……しかし、冷静に考えたら最近お世話になったNHKのサイトがあった。

それが『NHK for School』である。


これはその名の通り学校教育で使うためのサイトっぽいのだが、色々な知識がてんこ盛りのすごいサイトなのだ。

そしてコンテンツは動画かつ解説も子供向けなので、非常にわかりやすい。

また、各動画も長ったらしいわけではなく、長くても10分
倍速すれば大体の動画は1分で見れる。


最近だと旅行記(#212)の砂防ダムの辺りでこのサイトを使ったのだが、動画で見るとわかりやすいのなんの!

今まで砂防ダムという単語は知っていても、それがどんなふうに機能するのかは欠片も想像できていなかったのだが、動画で見たら一目瞭然。

これを考えた人間の英知に感動しきりだった。

砂防ダムだけで60件(検索はわりと他の動画も出る緩さ)

そんなわけで気づけばどんどん動画を見てしまう。

先程も言ったが、動画の尺が短いので次々に見れるのだ。

いわば非常に勉強になる良いショート動画である。


自分の見たものをいくつか挙げていくと、
棚田に水害を防ぐ役割があったなんてこれで初めて知った。


そして昭和基地は荒金ダムというものを作って、真冬でも発電機の熱で水を温めて凍らないようにしているらしい。

(国立極地研究所にも行ったのに、全然知らなかった)


さらには鍋の油が燃えたときの対処法なんかもしっかりサポート。

火にかけたままの油は自然発火すること、水をかけるのはNGで、濡れたシーツを被せるのが正解だが、被せたままにしないとまた燃えることなど、とても重要な知識だ。

自分は火にかけたまま放置しそうなので、今後も油ものは家でやらないことにしよう。(2008年以降のコンロには安全装置がついているけども)


また、中には料理動画もあり、ドルマドキアの作り方が学べる。

何がどうなってこの動画を撮影しようとしたのかは不明だが、ギリシャでも米を食べるんだなぁとちょっと感動。


そしてよく見たら「動画のねらい」の部分に「世界各国で米が食べられていることを知ることが出来る」というものが書いてあった。

ヨーロッパで米を使う料理はパエリアだけだと思っていた自分に見事にヒットである。


さらに、イタリアでは害虫退治のために用水路に放っているコイを使った米詰め料理があるらしい。

調理工程は、炊いた米に牛乳に浸したパンなどを混ぜて、それをコイに突っ込んで……


なんだか料理って自由だなと実感させてくれる。



いやはや本当に勉強になるサイトだ。

学校で使うためのサイトなだけあって非常に素晴らしい内容ばかり。

下手なショート動画を見るくらいならこのサイトを見るべきかも知れない。

また、先生向け機能をONにすると、学習指導要領教科書に沿った内容をソートできるようにもなっている。

(最強なのでは?)

流石は膨大なコンテンツを持っているNHKだ。

これは自分が学校の先生だったら、テレビがなくともNHKの受信料を払っていたかもしれないな……!



そんなわけで、みなさんも暇だったら試しに覗いてみてほしい。

なにせ潤沢な予算を持ったNHKが作った動画群だけあって、1本1本の収録や購入に結構なお金がかかっていそうで正直凄い。


Wikipediaを延々読むのも楽しいが、動画で勉強するのもまた一興。

せっかく公開してくれているのだから、ありがたく利用して知識欲を満たしていこう!!


(受信料払ってない自分が言うのもどうかとは思うが)


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