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【富士登山2023】双子山に寄り道してハイキングを楽しむ【二ツ塚(双子山)】

前回は到着早々に予定を変更し、双子山へ寄り道することに決めた。

確かに山小屋までの到着時間には余裕があるが、果たしてこの選択は吉と出るか凶と出るか……?


では双子山へ向けて出発!!

なにか書いてある石

眼前には双子山と宝永山と富士山が常に見えている。

うーん、すごい光景だ。

そしてこんな光景を簡単にバスで見に行ける現代って素晴らしい。

メイゲツソウ?
うっすら見える登山道

そして500mlのペットボトルが空になった。

いや正直なところ、御殿場駅に行くまでにもう喉が渇いていたのだ。
貴重な水を1本失ったが、果たして今日の行程はなんとかなるのか。

右手側には、御殿場ルートの登山道をゆく人たち。

双子山に寄っていくのは自分だけ。

なんだか雲に包まれてきたな……


雲が気になるがフジアザミをじっくり観察。

棘だらけの姿に圧倒的攻撃力を感じる。

転んだ場所にこれがあったら泣けるな……

そんな事を考えていたら。


・・・ポツ。


ポツポツ……ザーーーッ!!


めちゃくちゃ雨が降ってきた。


(晴れの予報どこ行ったの?)


しかし大丈夫。

もちろん晴れの予報であろうとザックカバーレインウェアは持ってきているのだ。

山の天気は変わりやすい。
これは前回の富士宮ルートで痛いほど理解している。

しかしやはり、必要な装備を携帯してそれを使う瞬間は格別だ。
予想がカチっとハマった爽快感というかなんというか。

(そのせいでザックは重すぎるわけだが)

雨の中を歩き、二ツ塚下塚(下双子山)のふもとに到着。

さっそく登っていこう。

長いテントウムシ

山頂には鳥居と石碑があった。

どちらもなかなかの年季を感じる。

防御壁が全部ふっ飛ばされた感
イザナギとイザナミが云々

それでは、次は双子山のもう片方にも登るとしよう。

ここまで全然きつくなかったし、余裕余裕!!

歩き始めると、雨雲が過ぎ去っていく。

なんだか眼の前にイメージしてた富士山っぽくない風景が広がった。

向こうに見えるのは富士市と駿河湾
キレイだ…

……なんだろう。

こっちへ来てよかったかもしれない。

今までの富士登山ではあまり経験してこなかったが満喫出来ている。


富士山も見る場所によって本当に姿が違うんだなあ。

左側(木の緑が綺麗)
右側(荒々しい砂利の風景)

では、上双子山にも登っていこう。

この山は1929mなので、150mくらい登ることになる。


はぁ……はぁ……!!

・・・

いやキッツいなこの山!!


下双子山がレベル10だとしたら、上双子山はレベル90くらいだぞ!?

そして2本目のペットボトルが終了した。

なんだこれ……予想外過ぎる傾斜足場の悪さだ。

ズルズル滑って進めやしない。

下双子山は簡単だったのに……!

なんとか山頂へ到着……!


出迎えてくれたのは雄大な富士山!!

でもちょっとした寄り道のつもりだったが、想像以上に体力使ってるような……?

さすがに休憩しよう。

めっちゃ役立つシート
豊富なお菓子

しばし休憩しつつ、富士山撮影タイムだ。


山小屋が見える
緑がだんだん薄くなっていく様子が面白い

はー……素晴らしい

富士登山ではなくハイキング目的でここに来ることもあるらしいが、秋や冬は富士山もスッキリ見えるし、それで良いかもしれないな。

これは自分も折を見てまた来るかもしれない。


……それでは雲も出てきたし、そろそろ降りよう。

実は「ここからショートカットして御殿場ルート行けるんじゃないか?」と一瞬思ったのだが、登山道以外を歩くのはよろしくない。

大人しく大石茶屋まで戻ろう。

ショートカットはない

まあ下りは登りよりずっと楽だ。

登りは地獄だった砂利道も、下りにおいてはめちゃめちゃ高速に降りられるのである。

大砂走り用に持ってきたスパッツをこんなに早く使うことになるとは思ってなかったが、さっそく頼るとしよう。

これがあれば小石を防げる

あっという間に下山完了。


なお撮影データを見ると、登りは約35分、下りは10分だ。

登りは本当にきつかった……!

こんな過酷な場所でも生きる植物を見つつ、大石茶屋へ向かおう。

スタート地点に帰還!!

時刻は……11時だ。
8時半に出発したので、往復2時間半かかったらしい。

ちょっと予定はオーバーしたが、撮影しつつ休憩も込みならこんなものだろうか。

さてそれでは……


お昼ご飯にしようか!!


富士山を眺めながら、

カツ丼を食べ、

300円のコーラを飲む。


いやはや……

今回も良い登山だった!!



待て待て。

そもそもの目的は富士登山である。
さっきまでのは寄り道だから!

なにを達成感に満ちた顔でカツ丼を食べているのか。
(しかもスタート地点で)


正直もう足にガタが来ている気がしないでもないが、

ここからが富士登山の始まり!!


では出発!!


次回、やっとまともに御殿場ルートへ……!!


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