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サステナブルな食器洗い〜時短になる洗剤“ソープナッツ“〜

食洗機を使わず、手で食器や鍋などを洗っているが、洗剤の量は意外と多くて、濯ぎもキュッとするまで流すには結構水を使う。

活性界面剤の入った洗剤を使ってきたが、残留しているであろう食器を使う・多量の洗剤を使う・流した水は流れて海へ行くんだよね。。と段々と心がちくちくしてきたのだ。

以前も「固形石けん」を使ったりしてきたが、もっとやさしい洗剤はないかなと探してみたところ、“ソープナッツ“を見つけた。

“ソープナッツ“とは

ムクロジの木の実。
天然の洗浄成分が含まれているため、洗剤としても使える。

どんな香りがするのか気になったが、レビューによると酸っぱい香りとの声が多く、実際、杏のような甘酸っぱい香りがするが、きつい香りではなく気にならなかった。

使い方

3つの使い方があり、
1、木の実のまま、洗濯に使う
2、木の実を煮出して濃縮液体洗剤にする
3、木の実を乾燥させ、粉砕し使う


1、木の実のまま、洗濯に使う。

そのままの木の実を5〜6個小さな袋に入れて、洗濯機に入れ、洗濯機を回す。
実験してないが、木の実は3〜6回ほど使えると書いてあった。

脱水の前に出してもいいし、最後まで入れておいてもいいらしいが、成分は抽出されるので早めに出すと、長く使えるそう。

洗濯した後は、袋のまま洗濯物と一緒に干せばいいらしい。


2、木の実を煮出して濃縮液体洗剤にする

木の実を30g鍋に入れて、沸騰させたら一度火を切って粗熱を取る。
もう一度沸騰させ、弱火してから15分煮出し、冷ます。
木の実と液体を別にし、液体のみを容器に移し替え、木の実は別の容器に入れておく。

別にした木の実は数回の煮出しができるので、成分が残っている間は液体にするのがいい。

3回煮出したら煮出すのはおしまいにして、木の実1個で手を洗うとわずかに泡立つので、手洗いをしている。

天然の洗浄成分なので、泡立ちはそれほどでもないが、十分に汚れは落ちる。


液体洗剤は食器洗い・洗濯に使えるし、手洗い・掃除・全身にも使えるのだ。
実践しているのは「洗濯」「食器洗い」「手洗い」。

洗浄力があるので、濃縮液体洗剤を薄めて使っている。
油ものや魚焼き器を洗うときは、原液を多めに使って洗うようにすれば、スッキリと匂いも残らず洗える。

魚を捌いた後に手洗いをしたが、ほとんど匂いが取れていたのには驚いた。

3、木の実を乾燥させ、粉砕し使う

こちらも試してはいないが、粉砕させることで掃除に使いやすいとのことだった。
ミルなどで細かくし、汚れた部分を擦る。


使い方は以上の3つ。

洗濯後や煮出した後の木の実は、土の還るので埋めてもいいし、肥料のように細かめにして植物の根元に撒くのも良いとのことだ。

洗剤としても泡がほとんど立たないので洗い流す水の節水ができる。
そのおかげで、食器洗いの時短ができるし、カラダも楽だ。

煮出すのもそれほど時間のかかることではなく、洗い物をしている間に沸かせるので、次の食事の支度には冷めているから、容器に移すだけ。

ただ、日持ちしないので、早めに使うといい。
大体1週間を目安に使い切るようにしている。
水を使うので、長期の保管はできないのだろう。
長くおくと、容器内に黒い線が付くので、洗って乾燥させたから再利用している。

ソープナッツは3タイプある

ソープナッツには
・そのままの木の実
・液体
・粉砕したもの
の3種類の状態で購入できる。

検索をすると出てくるので、興味ある方は調べてみてはいかがだろうか。


実際に約2ヶ月使ってみて

キッチンの洗剤を見直したくて色々検索した結果、たどり着いたのが“ソープナッツ“だった。

植物で自然の洗浄成分が含まれて、食器洗いも洗濯もできるのであれば、洗剤を揃える必要性がなくなるのもいいと思った。

それまで、食器洗いには石鹸素地が98%などの固形石けんを使っていたが、泡を流すのがよくないと感じ始めたので、探してみたのだ。
今でも石けんはキッチンに置いていて、液体が間に合わない・液体の蓋を開けるのがめんどくさい時などに使っている。

洗濯には以前はシャボン玉石鹸の液体やサンダーレッドという粉石けんを使っていたこともあったが、家族の意向で柔軟剤がないと静電気が起きるというので、しばらくはスーパーで購入できる洗剤と柔軟剤を使っていたが、どうも柔軟剤は好きではないので、徐々に使わないようにして、今ではソープナッツ液体のみで洗っているが、家族は気づいていない。

柔軟剤を入れたようにフワッとした感じはないが、ごわつくこともないので、気づかないのではないだろうか。

何より、洗濯中も、乾かしているときも、畳むときも「香りがしない」のがいい。
過敏症ではないが、香りはない方がいいので、助かっている。


「買って来ればいいのに」と言われていたが、もう言われなくなった。
つくるのはわたしだし、食器はきれい、洗濯だって気づかないほどだ。

買えば何でも揃うけれど、モノを増やさない、モノを選ぶというのも大切だ。

ソープナッツは今回はじめてだったので、肌に合わなかったら使えないと思い、お試しサイズにした。
1,000円だったが、2ヶ月使えているので、コスパもいい。
スーパーのキッチン用洗剤は洗浄力は高いが、1回に使用する量が意外と多く出ているのだ。
減るのが早いので、詰め替えをするのも手間だし、ゴミも頻回に出てしまうのも気になるところ。

ということもあって、“ソープナッツ“なのだ。

めんどくさがりなので、煮出したりが続かないと思っていたが、食器洗い中に煮出せてしまうので、まったくもってめんどくさくもない。

水を流すにしても、泡を立てずに洗えているので、心地いい感覚で家事ができている。

食器洗いのたびに、「この油ものもスッキリ洗えるかしら?」と毎回実験するようにたのしんでいる。
一番嬉しく感じる時は、魚を焼く器械があって、魚の皮がべったりついていたり、受け皿には油が浮き、魚の匂いが充満しているが、ソープナッツの液体石けんで洗えばスッキリ匂いもなくなるから、嬉しくなる。

これからも継続して使う洗剤だと思っている。








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