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映画『パルプ・フィクション』にみる90sファッション

こんにちは。暑さが日に日に増してきましたね。
唐突ですが、クウェンティン・タランティーノはご存じでしょうか?
御年60を迎えた映画監督である彼は、ハリウッドの最も認知度の高い監督の一人であり、代表作に"レザヴォア・ドッグス" "キル・ビル" "ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド"などがあります。

本記事のライター R.N

中でも映画『パルプ・フィクション』は、クウェンティン・タランティーノの代表作の一つであり、公開から長い年月が経つものの未だに根強い人気を誇る作品です。

そのことを示すかのように国内においてタランティーノ生誕60周年を祝し、『パルプ・フィクション』のアニバーサリー上映が全国の映画館において行われました。

以前、そのアニバーサリー上映を見に行ったことをふと思い出し、今回は筆を取りました。「パルプフィクション×90sファッション」で考察をしてみようと思います。

そして本映画は1990年代のファッション・音楽・映画の方向性を象徴する作品の一つとなり、この時期のスタイルとファッションを忠実に捉えていることでも知られています。

ジョン・トラヴォルタ演じるヒットマンのヴィンセント・ヴェガとサミュエル・L・ジャクソン演じるその相棒であるジュールズは、黒のスーツ・白いシャツ・ネクタイを着用しています。この装いは1990年代のビジネスウェアスタイルを反映しています。加えてジュールズの装いは、1990年代のヒップホップファッションにも影響を与えました。

一方、ユマ・サーマン演じるミアは、ショートボブの黒髪と赤い口紅で、90年代のクールで洗練された女性のイメージを象徴しています。彼女のスタイルは、その後の多くのファッショントレンドに影響を与え、90年代のモダンなクラシックさを表現しています。

その他のキャラクターもまた、90年代のファッションの特徴を映し出しています。例えば、ブルース・ウィリス演じるボクサーのブッチ・クーリッジは、白いTシャツとジーンズのカジュアルなスタイルで、90年代のリラックスしたカジュアルウェアの流行が見て取れます。

このように『パルプ・フィクション』は、その鮮やかなキャラクターデザインと一貫性のある衣装選択により、1990年代のファッションと文化を象徴する作品となりました。
この映画は、衣装を通じて1990年代の社会的な空気を反映し、ファッションの流行とトレンドを形作る上で重要な役割を果たしたのです。


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