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セクシー路線に大胆チェンジした元ティーンアイドル

 筆者と洋楽の付き合いは幼稚園の頃にまで遡る。当時、NHKの『天才てれびくん』で放送されていたMTKというてれび戦士が洋楽をカバーするコーナーがあった。当時は天てれのオリジナル曲とばかり思っていたが、数年後に洋楽だったと知った時はさすがに驚いた。その後はDestiny’s Childデスティニーズ・チャイルドSweetboxスウィートボックスなど2000年代のヒット曲がテレビで流れていたりと日常生活で洋楽に触れる場面がたまにあった。

 Miley Cyrusマイリー・サイラスと出会ったのは2007年のこと。当時、毎週金曜の18時から放送されていたアニメ『きらりん☆レボリューション』を久住小春が(当時:モーニング娘。)主人公の声優を務めていたこともあって欠かさず見ていた。そのアニメの前に放送されていたのが『シークレット・アイドル・ハンナ・モンタナ(原題:Hannah Montana)』で、90年代に人気を博した『フルハウス』をどこか彷彿とさせるようなコメディードラマだった。普通の中学生であるマイリー・スチュワートが実は人気アイドルとして活躍しているという『きら☆レボ』と似たような内容でどこか心が惹かれた。番組テーマソングの「The Best of Both World」や挿入歌として流れる楽曲はどれもキャッチーで魅力的だった。その後はiTunes Storeでドラマのサウンドトラックを購入し、夢中になって聴くようになった。

 そんなMiley Cyrusは『シークレット・アイドル・ハンナ・モンタナ』に出演しながら本人名義でも歌手デビューを果たし、立ち続けにヒットを連発した。日本でもデビューアルバムがトップ10に入ったが、同時期のAvril Lavigneアヴリル・ラヴィーンらと比べると世間の認知度は低かった。ドラマの放送終了後はティーンアイドル路線から思い切って大胆チェンジを図った。

 “And we can't stop……And we can't stop……”

 結果的に「We can't stop」が彼女の代表曲の一つとして挙げられるようになり、これまでのアイドル路線が好きだった筆者はひっそりと離れていった。かつてはCDを購入するほど夢中になっていたが、今は楽曲はおろかSNSもフォローを外してしまったため情報が一切入ってきていない。ただ、洋楽を聴くきっかけとなったアーティストであることは間違いなく、新たな音楽の視野を広げてくれたことには感謝している。

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