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ビクター時代のTHE ポッシボーについて語る

 先日、なぜかVictor Entertainment時代にリリースされたTHE ポッシボーのMVがYouTubeで公開された。「全力バンザーイ! My Glory!」「勇気スーパーボール!」「Lovely! Lovely!」の3曲だ。他の「なんじゃこりゃ?!」や「乙女! Be Ambitious!」はリリース当時にフル尺で公開されているため再びアップロードされることはないと思うが、当時の記憶が蘇って懐かしい気持ちになった。

 2007年にハロプロエッグを“赤点”を卒業したポッシボーは、ハロー!プロジェクトに在籍せずにつんくが代表取締役を務めているTNXに移籍し、NICE GIRL プロジェクトの一員として活動することになった。おそらくハロプロのライバル的存在の集団を作って、対バンライブなど色々な仕掛けを考えていたのかもしれないが、今ひとつ存在感をアピールすることができなかった。一時はライブの動員数が100人にまで落ち込み、解散の話も浮上するほど勢いは衰えていたが、グループの方向性を一新して再起に図ったところ“実力派ライブアイドル”として他のアイドルファンから知られるようになり、なんとか存続することができた。

 2012年の夏、レコード会社をTNXから大手レコード会社であるビクターエンターテインメントに移籍し、第1弾となる「なんじゃこりゃ?!」をリリース。メンバー別の限定盤を用意し、ボーカルヌードバージョンを収録したり、特典会として推しとプリクラが撮れたり、カラオケが楽しめるといった工夫を凝らしてセールスを伸ばしていった。

 2年ほどでビクターとの契約が終了し、再び自社レーベルへと移籍することになったが、ビクター時代の2年間は大手レコード会社という特権もあって(?)メディアへの出演もわずかながら増加した。ライブイベントはもちろんのこと次世代アイドルが次週の出場権をかけてバトルする番組『アイドルお宝くじ』に常連で出演できたりと色々な意味で美味しかった(今すぐ番組復活してください)。ミュージックビデオも以前にも増してクオリティーが上がり、前述のボーカルヌードを差し込んだり、飛行場滑走路での撮影、スカイダイビングの撮影を取り入れたりと話題作りがとても上手くできていた印象がある。

 今日はそんな思い出と共にビクター時代のポッシボーのMVに浸りたいと思います。

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