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幸せのメカニズム、前野隆司先生との読書会

「メカニズムってタイトル嫌だったんだよな。出版の営業さんがつけて、僕じゃない」
幸福学を研究されていて、失礼ながらポジティブ思考と自己啓発に溢れたやばい人と思っていたらさにあらず。
前野氏は、バリバリの理系出身、経歴も東京工業大を出た後メーカー、渡米しあのハーバード大学客員教授、現在慶応の教授である。
 本書の構成も、前半は学術書のセオリー通り論文形式に近い形理路整然と進められている。
後半からは先生の人柄が顔を出し、前野氏曰く右脳的感情が出ている。それも人としての魅力となっている。
マズローの欲求や数値化した指標で、どうすれば生きやすくなるのかを初心者から研究者まで幅広い対象が読みやすいように構成されている。良書。

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