努力ができない結果主義者

「努力しているのに認められない」という言葉をよく耳にする。そんな風に思う人が羨ましくて仕方がない。

私はそのような悩みを抱いたことがないからだ。それよりもむしろ「自分はなぜ努力ができないのか」という悩みを抱え続けていた。

(参考までに、私はINTPだ)

上記の悩みに関して、最近結論が出たのだが、おそらく私は結果主義なのだと思う。

結果主義というと、なんだかかっこよく聞こえる。

だが実際私は、かっこいいマインドや実績の持ち主ではない。単純に文字通り、判断基準が過程ではなく結果なだけだ。

具体的に言うと「結果が出ないことには、必ず理由があるはずだ」と無意識に考えていたと思う。

例えば、結果が出なかった場合、「あの時休んでしまった、あの時妥協してしまった」等、後悔の記憶が蘇ってくるのだ。
そして「私は努力できなかった」という自己嫌悪に陥る。

反対に、結果が伴っていた場合、「自分にしては頑張れたかも」と思うことはできている。
結果というのは、大会で一位を取ったこと、第一志望の難関校に合格したことなど。
それでも、やはり完璧に100%努力できたとは思えないのが私の性格だ。

さっきも言ったが、結果主義というと、なんだかかっこよく聞こえる。しかし、私の場合、結果主義は一種の自己防衛である。非常にダサい。

「結果が出なくて当然だ、だって努力しなかったのだから」と自己正当化したいだけなのだ。

そんな逃げの姿勢から生まれた、結果主義思考なのだと思う。

結果主義を自覚した上でも、やはり自分は努力ができない欠陥人間だとしか思えないので、悩みは尽きない。

頭で理解をしても悩みが消えないなら、開き直ることにしてみた。発想の転換は大事。

行き着いた結論はこれだ。
努力だけが全てではない!

以下、ド主観による理屈である。

よく考えたら、私は「努力しているから」という理由で誰かに惹かれたことがない。

例えば、アイドル。アイドルは顔やパフォーマンス等のスペックで推しを決める。
むしろ、ステージ上で「努力してます」感を出さない、飄々としたスマートなアイドルの方が好きだ。

最近流行りのオーディション番組(私に言わせれば、アイドルの成長過程や「努力」を見せ、共感させ応援させるビジネス)も興味がない。

成長過程の分かる「努力」型アイドルよりも、スキルの高い完成された「天才」型アイドルが好きだからだ。

少なくとも、こういう考え方の人間が、私1人は存在する。

ということは、努力に重きを置かない価値観の人間も、一定数いるのではないか。こう考えたら、なんだか楽になった。

話の着地点が分からなくなったのでこの辺で。
結果を出せる人間になりたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?