市井の男女の別れ話、やっとこさ完結です。後日談という程のエピソードはないのだけど供養として置いておきます。成仏しろよ。




元KARESHIと別れ迎えた3連休の中日、日曜日。職場の同期の家で、私含め5人の宅飲みが開催された。
己の別れ話はそこそこに、バレーとラグビーの試合鑑賞タイムに入る。5人のうち4人は「へえ、同日に試合やってるんだあ」くらいの温度感で、家主である1人だけがルールや選手を解説し、点を取るごとに拍手をし、点を失うごとに大声を上げた。相当楽しみにしていた様子。
だのに試合途中で寝ちゃうんだもの家主こと同期A。

同期Bが「そういえば明日Aの誕生日だよ」と言う。
同期Cは「おめでとうって起こすか」と声を張ろうとする。
同期Dが「起こすの可哀想」と掛けるブランケットを探す。
城主は「バースデーカード書こうよ寝てる合間に」とパイの実を食べる。

誰か筆記用具ある？メモ帳とか。B〜城主が探す。ペンはフリクションがかろうじてあるけれど、と思ったらテレビ台にちょこんとカードらしきものがある。　


元KARESHIの魔法陣だ。


そうだった、要らないからって同期にあげたんだった。頭痛が治る魔法陣。

新しいテレビが欲しいとしきりに言っていた同期A、バースデーカード(？)で試合結果を知ったら悲しむかしら、寝るのが悪いね。Dに至っては買い物メモじゃないか。柔軟剤何使ってる？との話題で2分くらい盛り上がった。


その後起きた同期Aが両試合負けたことに落ち込み、試合中に寝てしまった自分に落ち込み、日付を越しても居るかと思っていた同期たちが「今日は早く帰るわ」と言い出したことに落ち込んでいた。
今日に限って何でこんな早く帰るのか、前は泊まったのにとボソボソ喋るA。じゃあ今日は前夜祭で次は後夜祭ね！と提案すると、ほんちゃんの当日になんで誰もいないのとぐずり出した。まだ眠いようだ赤ちゃんかしら、とB〜城主が笑う。
同期たちは私よりも格段に若く、宅飲みの夜更かしとコンビニ肴ジャンクフードで肌にダメージをくらうのは私だけなのだ。

元KARESHIに肌が弱い、すぐ荒れると相談した時、めちゃくちゃにプレゼンされたことを思い出した。紹介してくれた豆さんも「あいつはスキンケアオタクすぎる」と太鼓判を押すほどに肌はツルツルもちもちしていた。さすがは18歳でアンチエイジングに目覚めただけはある。
ということで元KARESHIのスキンケア商品を紹介して終わろうと思います。

これは感動した、洗い上がりもっちり。

肌弱民の私も嫌いじゃない。

元KARESHIいわく、「化粧水はそんなに神経質にならなくてもいいと思うな。ドラストでも買えるからコレいいよ」とのこと。

オーガニックがどーたらこーたら言ってた気がする。匂いが特徴的。

すっっっぱい。寝る前に飲んでる。

ビタミンCと一緒にとってねと言い含められた。

あとクレンジングとか色々あったなあ。
元KARESHI宅にお泊まりに行った時、スキンケア用品一式忘れたので買おうとしたら「俺の家に全部あるよ」と言われて本当にあって女でも連れ込んでるのかと思った。偏見だったねごめんね。
私もこれらを借りた時はめちゃくちゃ調子良かった。だからこそ自分で買い直したのだけど、その後は月のものと職場のストレスで無事皮膚科案件になったのだった。試合に負けて勝負に勝った気がしたが気がしただけだった。

これだけ文句と悪口を言い連ねた元KARESHIのスキンケア用品紹介して方々に怒られないか不安ですが文句は魔法陣に込めてください。もしくは部屋着に練り込んでください。身体がきっと柔らかくなります。

完