エッセイ講座の二人の先生のはなし

私は以前エッセイの講座に通っていました。

平日なので今ではその場所に通うことはかなわなくなりましたが。

講座では二人の先生に習いました。

ひとりは山本ふみ子先生。

もうひとりは中上紀先生。

山本先生は以前にご紹介しました。

山本先生のインスタには先生のかかれるスケッチも素敵です。https://www.instagram.com/p/CBhW2lrh-0O/?igshid=g871n8obma7f

今回は中上紀先生を。

中上先生は、芥川作家中上健次のご令嬢です。

中上健次という作家をまず知りました。

最初は映画を観ました。「千年の愉楽」という映画で昭和の初めの頃の四国を舞台(「路地」と呼ばれる部落が中心になっています)としていると記憶しています。

主人公たちは’’「中本の穢れた高貴な血」を持つ者’’と呼ばれ、皆「おんなが放っておかない美男」であり、早死にします。寓話の様でどこか幻想的でもあり自然と部落と血筋がベースに物語が進んでいきます。

映画も小説もとても面白かった。それからいくつかの中上健次の作品を知り紀先生の講座へたどり着いたのです。

山本先生が都合により講座を退かれるので後にと言うことで開かれた講座でした。

私は健次の小説が好きだったので先生を知らないまま講座に申し込みました。

それから講座までの間に何冊かの先生の本を読みました。

「彼女のプレンカ」という小説。


しっくりと身体中に馴染む感覚がしました。

読みながら主人公の気持ちが入ってくる感覚。私はその場所を旅したことがないのにまるで自分が体験したような感覚になりました。

多分自分の書くものと合っているのだろう、と思いました。

最初の講座には6回コース全て行けず、その次に開催の講座を取りました。そしてそのコースの1度目に参加がやっとでき、小説にサインして頂いて、お話をしました。

まだほんの僅かな作品しか読んでいないが「彼女のプレンカ」が好きだと話しました。先生は好む好まないに別れるらしいという話でした。
私は他にも小説「熊野物語」とエッセイ「いつか物語になるまで」にもサインを頂きました。欲張りだろうか?いいではないですか。せっかくやっとこうして実物の先生にお会いできたのだから。

その後講座になかなか行けず結局仕事も忙しくなり課題を出すことも難しくなりやめてしまったのですが。

だから中上紀先生とはほとんどネットでの作品の提出と直しのやり取りでした。

私の参加していた当初はエッセイ講座でしたが、その後中上紀先生は小説がメインなので小説講座も始められました。

そこまでは知ってましたか今回通信で始められた様子。


私は小説は書くことがほとんどないためこちらにシェアします。中上先生は作品の言い回しを変えるよりもアドバイスと良い点にコメントをくれ、読みずらい部分はこのように書くと分かりやすいということが多かったと記憶しています。
私自身の感想としては、分かりにくい部分を意識させて頂けて少し読みやすい文章になったと感じていました。
noteの中には沢山の方が書かれています。もしご興味を持たれた方がいましたらリンクを覗いて見て下さい。

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