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名探偵コナンの思い出

 名探偵コナンと言えば、子供の頃によく見ていました。
 前編と後編で分かれているから、前編を観てしまうと、必然的に後編も観なきゃという気になります。見逃したらちょっと落ち込みます。

 アニメ名探偵コナンが今も生きているのは、この手法のおかげじゃ無いかなと思っています。続きが気になるから観たくなる、視聴者の好奇心を上手く扱っているなぁと思います。

 さて、そんな名探偵コナン。夏休みに再放送してくれるのがとても好きでした。
 なので、金曜のコナンより夏休みの午後にやっているコナンが一番思い出として残っています。夏休みのコナンは二週にわたらず、1時間スペシャルで1話終わらしてくれる。これがもう最高でした。
 なので、事件として記憶に残ってるのは、夏休みコナンで放送された回です。

 山荘包帯男殺人事件
 アイドル達の秘密
 網にかかった謎


 タイトルだけ見て何の話だったかわかる人がいたら、コナンマニアの方でしょう。
 私は逆に話の内容を何となく覚えていて、タイトルが分からなかったので調べました笑
 アイドル達の秘密以外は、コナンでも有名な事件なので分かる人も多いかも…?

山荘包帯男殺人事件

 園子のお姉さんが出てくる回です。
 舞台は園子家の別荘。山の中にあって、吊り橋を渡らないと行けない場所にあります。
 園子の姉が所属していた映画研究会の同窓会に招待された蘭とコナンは、別荘で顔に包帯を巻いた「包帯男」に遭遇する。もちろん、参加者にそんな男はいない。
 山の中でバラバラにされた映研仲間の死体、
切り落とされた吊り橋、包帯男に襲われる蘭、
眠りの名探偵鈴木園子最初の事件、思わず激昂する工藤新一、全ては失った仲間の為に犯した復讐劇。

 調べてみたらこの話、園子初登場だったんですね。包帯男、バラバラ殺人という平成初期のコナンだからこそ放送できたトラウマ回だと思います。
 映研仲間のちょっとした恋愛事情を見れるところもおもしろい。結構重い話。
 子供の頃は終盤のコナンが言う締めの台詞が怖かったです。

ーだが気をつけろ。油断すると奴がまた人の心の中から顔を出す。復讐という名の殺人鬼がー

アイドル達の秘密

 沖野ヨーコから友人の婚約パーティーに招かれた毛利親子とコナン。風呂場で見つかった首から血を流している友人、その凶器は意外なものだったという話。
 ぜんっぜん、話の内容は覚えていないのだけど、凶器が親指の爪だった事。犯行後は歯で爪を砕き風呂場の排水溝に流した後、付け爪をしてカモフラージュしたってトリックは覚えています。あと、コナンが自殺しようとした犯人の口に砂糖を含ませて応急処置をしたって所。

 何で砂糖飲ませてたんだろうと思って調べてみたら、犯人は血糖降下剤を飲んだからだったみたいですね。

 当時は、よく考えたトリックだなぁと思いましたが、自爪で人を殺すって無理じゃね?と今なら考えます。実際、被害者は死んでなくて生きていたし、なかなか難しい。


網にかかった謎

 「私、灰原哀。よろしくね」

 灰原が蘭に心を開くこの回が好きです。
 また、「勇気を振り絞ってアイツを殺してやったんだぞ!」と力説する犯人に対して、蘭が諭す有名なシーンもあります。

 ー勇気って言葉は身を奮い立たせる正義の言葉。人の命を奪う理由なんかに使っちゃダメですー

 ここまで書いていると、意外にも名シーンが多かったなぁと思います。
 夏休みコナンといえば、この回!ってくらいにはよく観ていました。丁度舞台設定も夏でしたし。

 夏休みって、友達と遊びに行ったり、家族と遠出したりが通常だと思いますが、悲しいことに私の記憶には、ほとんどありません。
 特に友達と遊んだ記憶は皆無です。
 これは「友達とはたまにしか遊ばないで」という謎の家庭ルールが存在していたからだと思っています。
 家が貧乏で出費したくなかったからかもしれませんし、私が問題児だったからかもしれません。真相はあの時の大人だけが知っている。
 それ故にこんな人間関係希薄女が育ちました。今でも人と上手くやっていく術を知りません。いや、あるいは元々…。
 人との関わり方は子供のうちから学ぶべし。可愛い子には旅させよは真理。遊べよ若人。


 そんなわけで、いつもテレビに食いついて、録画したドラえもんやポケモンだったり、再放送のコナンを観て楽しんでいました。それが、私の夏休み。後は学校のプールとか朝のラジオ体操とか、親戚とのバーベキューとか…。

 ここまで綴ったけれど、何となくあの頃の夏を思い出せてノスタルジーな気持ちになりました。何だかんだ、寂しかったかと言われれば、そんな事はありません。テレビを見ていたって楽しかったです。
 家族と過ごした時間も今では懐かしい思い出です。(最後コナンの話から脱線しちゃった汗)









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夏の思い出

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