映画感想~名探偵コナン 100万ドルの五稜星~
(大事なことなので先に言います。ネガティブな感想が多いです。)
ドラえもんの映画を見に行った時に名探偵コナンも見てきました。
コナンに関しては、随分昔に見てから一切追っていなかったので「どんなもんだろうか」という気持ちで行ってみました。
なんで見に行ったのかと言えば「土方」「北海道」のワードに釣られたからです。多分私の中でゴールデンカムイが影響してるんだよなぁ・・・。
最後に見た映画は『戦慄の楽譜』。声で公衆電話かけられるんだと知りました。
さて、最近目次の使い方を覚えた私です。記憶が新しいうちにサクサクと感想を並べていこうと思います。ちょっとネタバレを含みます。そしてほとんどマイナスな感想です。
風景の作画が美しかった。でも・・・
今回の映画は風景が美しかったと感じました。
五稜郭と桜の配色とか、夜景の美しさとか、兎に角色合いがきれいだったなぁという印象です。
ただ、人物の作画に関しては粗が目立っていたというのが正直な感想です。最近のコナン映画ってアクション要素が多くてアニメーターも大変だと思います。それに、ひっきりなしに映画もアニメもやっているので、たぶんコナン担当のアニメーターはレットブルで翼授けられそうなほど忙殺されているだろうと想像できます。
最近のコナンってすごく人気で、職場と家の往復しかしていない私でも「もはや少年サンデーの金脈」と分かるほどです。けれども、劇場版はもうちょっと丁寧に描いてくれてもよかったんじゃないかと思ってしまいます。
人物がアップで映るカットは丁寧なのですが、それ以外の細かい粗が目立っていました。アニメの闇が垣間見れてしまって少し残念でした。
アクションとコメディのわちゃわちゃ
今回のコナンはアクションと恋愛コメディ要素が強かったなぁと思います。私の中でコナンは『時計仕掛けの摩天楼』~『迷宮の十字路』までが黄金期だったので、コナン=謎解き7.5:恋愛2:アクション0.5って感じでしたが、今作はあんまり謎解きを重視していないように感じました。なんというか、わかりやすい面白さを求めたというか。視聴者のニーズに合わせた結果こうなったというか・・・。謎解きにそんな時間を割けないからスラスラ解決していっている印象でした。現代ってテンポの良さが求められるから、こうなってしまうのは仕方ないのでしょう。
私の知っているコナンとは違う気がするキャラクター達
今のコナンの恋愛ってちょっと引っかかるところがあるんです。なんというか昔と比べて幼くなっているというか、ヒロインたちがグイグイしすぎているというか。服部も服部で、「和葉にキスをしようとしたら変装したキッドだった」という理由でめっちゃキッドに恨みもってるし・・・。これがなんか服部らしくないというか。
恋愛が絡むと私の知っているキャラクター達とは違って見えます。他人の恋愛沙汰にちょっかいを出す蘭とかもそうなんですが、蘭らしくなかったというか。
でも、作品が続いているという事はキャラクターも変化していっているという事ですよね。
津田健次郎は好きなんだ・・・
津田健次郎。癖のある魅力的な声もさることながら自身もイケメンという超ハイスペック声優ですね。ゴールデンカムイの尾形百之助は津田健次郎の声でハマっていたし、素晴らしい声優だと思います。でも、最近津田さんを使って金儲けしようとしているのが見え見えなテレビ局と声優業界が本当にいけ好かないです。コナンがサンデーの金脈なら津田さんは声優業界の金脈と言っても過言ではないでしょう。だから土方歳三の声が津田さんと知った時の私は「また、この声優を充てたのか。ぐぬぬ、テレビ局ううう。声優業界いいい」と思ってしましました。期待の新人を起用した方が面白くなるんじゃないかなと思うのですが。津田さんの声は津田さんの声でしかないわけで、あの声がブランドみたいなものですからね。キャラクターに声優を充てるというよりかは、声優にキャラクターを充てている昨今の声優業界はキャラクターへのリスペクトを感じないのです。
aikoの声はブランドだ
エンディングソングが流れた時に、声を聴いただけでaikoと分かりました。25年の活動期間を経ても変わらない歌声に懐かしさを感じました。
シャネルのロゴマークを見て『シャネル』と分かるように、津田さんの声を聴いて『津田健次郎』と分かるように、コナンの絵柄を見て『青山剛昌』と分かるようにaikoの歌声を聴いて『aiko』と分かる。
印象付けってとても大切なんだと思いました。aikoの声はブランドです。
あの歌声は人を引きつけるなぁと実感しました。
以上が劇場版名探偵コナンの感想でした。ネガティブな意見が多くなりましたが、子供の頃に見ていたコナンはとても面白かったと記憶しています。
今のコナンについていけなくなってしまったのは私が歳をとったからなんだと思います。ところで、映画の最後に新一と快斗が瓜二つで従兄弟と示唆されていましたが、蘭と青子もそうなのではと思っ・・・・おっと誰か来たようだ。
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