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少子高齢化と脱家族、そして孝の深化

圧倒的な勢いで少子高齢化が進んでいて、高齢化率が3割を超えるのはそう遠くは無さそうで、2070年頃には高齢化率は4割近くになるそう。

高齢化率とは65歳以上の人口が全体に占める割合を指し、いわゆる生産年齢を超えた年代を指しますが、「三分の一〜半分が生産年齢では無い」状態はどうかと思いますので、「高齢」や「生産年齢」の定義の見直しも今後検討されるのでしょう。

この劇的変化の中を生きる私自身も、もはや「60あたりで定年、リタイアしてあとはゆっくり」とは全く考えておらず、「死ぬまで働けるようにしておこう」と考えている次第です。

そのようにリタイアしなくなる社会を考えた時に、「親の老後の面倒を見る」という社会規範は無くなりそうな気がします(そもそも「老後」という発想が無くなる?)。

また、サポートする側の数が追いつかなくなりますから、これまでような家族をベースにした仕組みではなく、行政やコミュニティを基盤にした互助的な仕組みになっていくのでしょう。これは脱家族の流れと考えられると思います。

そうなると、家族主義を支えている「孝」についても捉え方が変わっていくように思います。今は、その新しい時代の「孝」を見い出していくべきタイミングなのだと考えています。

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