『バンド論』を読んで
本題の前に、私のやっているバンドの話からで申し訳ありません。少しだけお付き合いください。
3/26(日)新宿LIVE FREAKにて「THEMUSICCIRCLE」というイベントにツチダズとして出演させていただきました。ツチダズとして、3回目のライブになります。
ツチダズは現在のところ、ライブのたびに編成が変わっています。1回目はボーカル・アコースティックギター・カホンの純アコースティック編成。2回目はキーボードが加入し、私ツチダもアコギからエレクトリックベースに移動しました。
そして3回目はついに、ボーカル・キーボード・エレクトリックベース・ドラムのバンドセットでの演奏となりました。
やっぱり僕にとって「バンド」とは、ドラムが鳴っていてくれてこそです。そんな時に、一冊の本が発売されました。
個人的には、甲本ヒロトの話が本当に染み入りました。彼は「バンドの人に今でも憧れている」と言います。
僕は今年で51歳になります。もう「バンドを通して何かができる」という年齢でもありません。それでもバンドの人になりたいです。バンドが続けられるだけのお金を何かの手段で確保して、バンドをやるのです。
バンドをやること自体が目的だから、スタジオでのリハーサルで音を出してるだけでも、個人的には目標達成だったりしてます。だからライブの本番が近くなると、「ああライブが終わったら、リハもいったんおしまいなのか」って、少し寂しくなります。
もっと言えば僕の場合は、曲を作ることも「バンドを続けるため」です。
バンドをやることがまず第一で、どうせバンドをやるなら、オリジナル曲に対してみんなでアレンジを考えていったほうが楽しいし一体感が出るし、じゃあ曲作るか……という順番です。
「子はかすがい」と言いますが、バンドにとってオリジナル曲って「繋ぎ止める子供」だと思っています。
こんなことを言うとソングライターの人に怒られてしまいそうなんですが、僕個人は純粋な創作意欲というより、「バンドのメンバーが楽しんで弾ける曲を作りたい」という気持ちのほうが強いです。その方が楽しいです。
僕が下敷きを作った曲にメンバーがアイディアを出して、アレンジが育っていきます。「みんなの子供にしてくれてありがとう」って思います。
「バンド」って何なんでしょうね。音楽論ともちょっと違う話になりそうな気がします。今でも僕は、しっかりと分かっていません。
読んでくれてありがとうございます。少しだけお時間ありましたら、こちらも聴いてみてください。
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