翻訳書ときどき洋書

タトル・モリエイジェンシーが世界の本棚から、お薦めをご案内。火・金曜日更新!2018/5/8オープン!

「失われた20年」からの脱却を阻んでいたのは「ジェンダーギャップ」だった(川上純子)

翻訳者自らが語る! おすすめ翻訳書の魅力 第9回
『日本の未来は女性が決める!』 著:ビル・エモット 訳: 川上 純子
日本経済新聞出版社 2019年6月20日発売

社会・経済の分析から見えてきた、日本経済低迷の「真の原因」

ビル・エモットといえば英国エコノミスト誌の元・名編集長にして国際政治・経済のビジョナリーとして知られる世界的ジャーナリストです。その彼の最新作のテーマが「日本の女性」だ

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我々の祖先は料理を覚えたことで知性が発達した? (岩佐文夫)

岩佐文夫「キッチンと書斎を行き来する翻訳書」第1回
『火の賜物―ヒトは料理で進化した』
著:リチャード・ランガム  訳:依田 卓巳 NTT出版  2010年3月出版

料理という行為に凝縮されているものは

同じものを別の視点から見ると、まったく異なる様相を見せることがある。同じテーマでも議論する視点を変えると、まったく異なる課題が浮き彫りになることがある。料理がまさにそういったテーマではないか。

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「我思う、ゆえに我あり」はいかにして綴られたか(伊藤玲阿奈)

指揮者・伊藤玲阿奈「ニューヨークの書斎から」第3回
“Discours de la Méthode” by René Descartes
『方法序説』(岩波文庫) 著:ルネ・デカルト 訳:谷川多佳子
岩波書店 1997年7月

時は16~17世紀、日本では戦国時代から江戸時代初期にかけてのことである。

1510年(論文出版は1543年)にコペルニクスが地動説を初めて公にしてからというもの、ヨーロ

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“ビル・ゲイツの妻”が途上国支援に取り組む理由(篠田真貴子)

「篠田真貴子が選ぶすごい洋書!」第8回
“The Moment of Lift” by Melinda Gates  2019年4月出版 
*日本語版は2019年秋刊行予定 光文社

マイクロソフト社創業者にして世界有数の大富豪のビル・ゲイツさんは、2000年に慈善団体を設立しました。財団の名前はビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団。メリンダさんはビル・ゲイツさんの妻です。設立当初、財団名を知って、

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“スイスの千畝”に着想を得た、少年たちの友情(園部哲)

「園部哲のイギリス通信」第8回
"THE GUSTAV SONATA"(グスタフ・ソナタ)
by Rose Tremain(ローズ・トレメイン)2016年出版

著者は1943年生まれの英国人でイースト・アングリア大学の現総長。余談ながら同大学はカズオ・イシグロやイアン・マキューアンなどの作家を輩出していることで有名だ。
さて、トレメイン。彼女は1976年以降14冊の小説を刊行しているが、邦訳は1

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ビル・ゲイツのおすすめ本がピンと来なかったので理由を考えた(植田かもめ)

植田かもめの「いま世界にいる本たち」第15回
"Upheaval: Turning Points for Nations in Crisis"
(大変動:危機にある国家のターニングポイント)
by Jared Diamond(ジャレド・ダイアモンド) 2019年5月出版

ピュリッツァー賞を受賞した大名著『銃・病原菌・鉄』。その著者であるジャレド・ダイアモンドの新作が、本書"Upheaval"(大

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