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6月

1.アイネクライネナハトムジーク 伊坂幸太郎

サークルのここ半年で仲良くなった友達に貸してもらった。
伊坂幸太郎節の奇跡が驚くほど重なる小説だった。斉藤和義の『ベリーベリーストロング』という歌を昔、ライブでやって時々聴いていた。その曲の原作がこの小説の一つ目のお話で、よくできた世の中だと思った。こうゆう裏の背景とか、つながりとかが好き。
時代も越えて場所を越えてこの小説よりも現実は奇なりであってほしいとも思った。

2,ボッコちゃん 星新一

同じ友達に借りた2冊目。
作者の名前は知っていたものの初めて読んだ。初めの方は本当に短くて、不思議な展開が早いお話だと思った。読み進めていくとSF色が強くなって、科学技術に対しての恐れを表現しているように感じた。
50億年も遠い星の生命体と交流ができたり、人間が宇宙に散らばって住むようになったり、すべて全自動で生活できるようになったり、そこにたどり着くにはまだまだだけど。作者の生きていた時代からでは、今よりも科学で世の中がどう変わるかわからなかったんだろうな。

一言
失恋の話をして友達がこの本を貸してくれたんですが、私は何か変わりましたか


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