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何で一生かけて高い土地を買うために働く国になったんだろう?

皆さんは、ドイツの土地に関する制度をご存じでしょうか?
ドイツでは土地は個人のものではなく国家のもので、そのため、住所がないなどの恐怖はありません。日本では、土地は私財。しかも居住できるところの土地が高すぎることもあって、給与のかなりの割合を数十年かけてローンとして支払い、あるいは、土地を持つものに賃貸し、高額の家賃を払うという、土地を上手に持つものが有利な国家になっています。
もともとは、日本も、公地公民制の国家だったのですが、はるか昔、西暦743年、墾田永年私財法という法律を作って、開墾したら土地の所有権を永遠に認めるという法律が作られ、土地が私財として売買される国になってしまいました。なぜそうなってしまったかというと、国を治めると沢山の年貢が欲しいので、農民に開墾してほしいわけですが、何の得もなく開墾はしたくありません。そこで開墾が進み国が豊かになるためにこのような法律で妥協してしまったのです。まぁ世間には様々な考え方があるので、公地公民制だけが正義とは言いませんが、もっと貧困層が生まれにくい仕組みへ法律を改善していってもらいたいところです。

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