「ミルク」
「ミルク」
ヤツは見下ろしていた
キッタネェ
うずくまる私に言った
イヤなヤツだ
ヤツは持って来た
箱入りミルク
やっぱ キッタネェ
イヤなヤツだ
ヤツは空箱を替えた
箱入りミルク
お腹を満たし 壊す
イヤなヤツだ
ヤツは幾度か現れ
ミルクは私の命となった
そしてそのたび言った
キッタネェ
と
イヤなヤツだ
いつの日か
私はミルクを残した
ヤツは新しい箱入りミルクを手に
見下ろして
きっと言うだろう
キッタネェ
静かに
私は目を瞑る
詩の投稿を始めて1週間、毎日書き続けてみました。特に意味も無く「まず1週間くらいは」と思って決めた事なのですが、最初こそポンポン出てきた詩でしたが、たった7篇ですでにネタ切れ感が…。思っていた以上に自分の引き出しって少なかったんだなぁと実感しているところです。
こういうものは強制的に絞り出す物ではないと思いつつ、あまりに間隔を開ける事もしたくないので、今後は1週間に1篇を基本にしようと思います。もちろん、自然に湧いてきた言葉たちに関してはその時その時で。
それでは、これからも、よろしくお願いします。
最後まで目を通して頂き、ありがとうございました。