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私だけは大丈夫。じゃないかもしれないと思った話

家族から来たLINE

先日子どもの一人からラインが来ました。

「某所に送ったお金が不足してるそうだから◯日までにそっちから送ってくれん?こっちからだと間に合わんかもしれん」

これを読み、とっさに何時までだっけ?と急いで金融機関に出かけました。

そして、手続きをして指定された先にさっさと送金しました。


彼は現在職業上、配達物が届くのに特別時間がかかる場所に住んでおり、このような依頼は想定内と私の頭にインプットされていたのです。ちなみにそこは金融機関も極限られている。

我に返ると相当怪しい

でもこの一連の作業をよく考えると、だからがなければとてつもなく怪しかったことに、後から気がつきました。

彼が遠くに住んでいたから
金額が少なかったから
送り先が安全な場所だったから


私は微塵も疑いませんでした。
しかし本人の声も聞いてないし、ラインなので「オレオレ」すら言われていません。

私は絶対に慎重という根拠のない自信

私自身はこういうことにはかなり慎重だと思っています。
これまで幾度かあった詐欺めいたことに、引っかかったことは一度もありません。
私はとても疑り深いのです。

だというのに家族だと全く疑いもしない…

例えばLINEが偽だったら?家族の身辺が知られていたら?など疑うべき点がいくつもあったのに。

今回は本物で、額も少なかった。
でもそうじゃなくても何かチョロっと騙されそうな気がしました。

私だけは大丈夫、ではないかもしれない

私だけは大丈夫と思っていてもやられますよ。と世間ではよく聞きますよね。

『いやいやそれはないわ。よくこんなことで騙されるわ。お金持ちやな、絶対騙されない自信があるわ』とふふんと笑っていた私。
ひょっとして大丈夫じゃないかもしれない。


我が家は家族仲は悪くはないと思いますが、用がある時以外連絡はほぼ取りません。
そこらへんは驚かれる程薄いのですが、これが我が家では普通なのです。

でもそれが余計に私を油断させるのよ。

あ、めずらしく連絡だ  はい送金ね

この無駄な信頼感が危険ですね。


以前携帯番号が不正に使われました。突然長崎の警察署から着信があったのですが、もちろん受けず、改めて調べ直した番号にこちらから掛けました。念の為その後電話番号も変更する程でした。 

自分は大丈夫と自負していたのですが、我ながら呆れました…
いや、そうじゃない。そういうことは電話で頼んで来いよ!ってことですよね。


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