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語らいサンドイッチ

サンドイッチで続きがあった。今度のサンドイッチはきゅうりのサンドイッチ、魚肉ソーセージのサンドイッチ、クラブハウスサンドイッチ、柿ジャムのサンドイッチ、鶏つくねのサンドイッチ。

そういえば、幼稚園の頃のメニューにきゅうりのサンドイッチがあった。きゅうりは嫌いではなかったが、マヨネーズと合わさった時の青臭さがどうしても我慢できず、きゅうりだけ抜き出して食べなかった記憶がある。卵もお酢も嫌いではないのに、それが合わさったマヨネーズはあまり好きになれなかった。青臭さもきゅうりの塩揉みにしたりすれば好きなのに、トマトの青臭さは、この数年になるまではずっと苦手だった。同じ青臭さなのに味覚って不思議。

クラブハウスサンドイッチは見かけたことはあるけれど、食べたことはついぞない。なぜならそれが置いてある店は必ず、ハンバーガーがあるから。これに目覚めたのもそれほど昔ではないけれど、それを食べるためだけにわざわざ出かけることも厭わない。ハンバーガーもサンドイッチもパンに具材を挟んだものになるが、それぞれの具材がただ挟まれているのではなく、口にしたときの味の組み合わせが大切だと思う。

柿は日本の甘さの基準になるもの、とどこかで読んだ記憶がある。昔から甘いものが少なかった日本で口にしやすいものが、柿というところからとのこと。なんとなくわかる気がする。最近ではなかなか実っても食べてもらえず完熟したみが落ちてしまっていることをよくみるがあれはちょっと残念に思う。

今回もいろいろなお客様の思い出と共に、主人公たちの話が進んだ。積極的にストーリーとして紡がれているわけではないので、どこかに終わりがあるわけではないが、この続きも読んでみようと思う。

街歩きがさらに楽しくなるものがあるといいな