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《13》 ツインレイ彼と久々の再会【天地】を一気に味わった日②

(2021年5月の物語です。)

彼と手を繋いでまた、歩く。

あの店行こうと彼が言うままに付いて行ったけれど、特に何も買わず去ると彼が顔見知りでお仕事で利用してるお店が開いてることに気付き。

その店の奥様を見つけるなり声を掛けたと思ったら、私のことを

「彼女です。」(ちょっと間を置いて)「嫁です。」

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とか急に紹介するから、え!となった。またなんと冗談を。。

ここで私が違う!とか言ったら余計面倒なことになると思い、とりあえず奥さんに笑顔でその場を本当に嫁かのように接した。

奥さんは、あら、そうなの!と私に対して微笑ましい眼差しだった。(完全彼に騙されてる!笑)

どうやら彼の中で私は彼女どころではなく、嫁のようだ。

たしかに私は結婚指輪をずっと付けてるから、そこまで誰も見てないとは思うけれど、そう説明した方が不倫と思われず(彼と身体の関係はないけどね。)自然っちゃ自然なのか??

何で急に顔見知り達にそんなこと言い出したのかは謎。

だけど冗談はさておき、その瞬間、私は温かく幸せな嬉しい気持ちに包まれてたんだ。

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こうして私は新しい人と出逢って、こんな風に紹介されながら温かい繋がりがどんどん広がっていくんだ、って幸せな未来の世界を先取り体感した気がしたから。

こうやって貴女は拡大していくんだよ!

って彼は私の未来の姿を見せてくれたのかなって。まぁ彼はそこまで何も考えてないと思うけれど。。


彼はお店を去るなり私にこう言った。

彼女はずっと「居ません。」って言っておきたいわ。

え!さっき私のこと彼女って言ってたじゃん!どゆこと??頭の中がハテナだらけだ。

と思ったら、

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「俺には好きな女の子が居るけど、何もしてあげることが出来ないんだ。」

なんて言ってさ、え?好きな女の子って誰のこと?私のことでいいの?ますますハテナで理解できず、私の頭はパニック状態!

彼は私の住む場所で仕事を続けるか新しい地で仕事するか迷ってるねん、と言っていた。


その後も彼の腕を掴みながら歩いてると、彼は色々と自分の恋愛観を伝えているようだったが、益々意味不明でよく分からず頭に入ってこない。

「仕事が一番ってこと?」

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と、私なりにこういうことかな?って理解したことを伝えると彼は完全な理解を求めている訳でもないらしく、分かんないと言うと、それでいいんやで、と言う。

とりあえず私の中で結論付いた言葉を彼に伝えた。

「◯◯くんは私のヒーローだね!」

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また困った時は助けてね!と言ったら、それはもちろん、いつでも!って感じだった。

そろそろ私は息子の保育園お迎えの時間が迫っていてそのことを言うと、彼は手伝ってる仕事先に今から電車で行こうかなって言うからお見送りしようと駅に向かった。

切符も買ったし、お別れかなと思ったら、彼はまだ帰りたくないらしく、もう少し時間大丈夫?と聞かれたから、保育園の迎えが遅れる連絡を入れた。

そういえば、彼と週一会ってた時はもう少し居れる?て言うから保育園のお迎え遅れる電話をほぼ毎回入れてたな。

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連絡の電話が終わって彼の元に向かうと彼は気付いてなかったから、シメシメと思い後ろに回り込み「わ!」と背中押して驚かせた 笑

なんか無邪気だわ、私。

彼と恋人繋ぎで手を繋ぎながら隣同士に座ると、繋いだ手は彼の太腿に。

きゃー!スポーツで鍛えられた逞しい筋肉に触れた感じがして私の体はゾクゾク・・!さらに彼は私の顔に近付きジッと覗き込む。

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「近いよぉ!」

恥かしくて照れてそんなこと言った私。

彼は手伝っていたお店の知り合いに会いに行こう!と急に思いついて私に言うなり、その人に電話を掛けていたが不在だったようだ。


初めて出逢った日、二人で話した公園へ寄ることに。公園に段差があるんだが、彼はいつも手を差し伸べて私をエスコートしてくれる。

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2人で話したり、一緒に桜を見たベンチに座る。

何かよく分からないけれど、彼の手の上に手を載せて私はグーチョキパーし始めた。子供の遊びみたいに無邪気に。そしたら彼は

「可愛いー♡」

って彼の声が漏れて、頭ポンポンってしてくれた。なんだかきゅん!とする、幸せなひと時だった。

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その後コンビニに寄った時、彼は何も言わず買った電車の切符を「はい!」と私に渡すような素振りをしたのだが、その行動の意味が私はよく分からずだった。

ここの食パンが美味しいと言い、息子に、と買ってくれた。駅でもパンを私と息子の分も含めて買ってくれて、なんだか彼は親戚のおじさんみたいだった。

息子の保育園お迎えに行く、というと一緒に行こうか?と冗談で言いながらまた歩く。

彼が200万は目指したい、といきなり言い始めたから?となり私は「月商?」と返すと、近くにあった高級車見て「こんなん余裕や!身体なんか壊れてもいいやん。」と言う。(身体壊れるまで、それは絶対に辞めてくれ。)


いきなり彼から、「セックス好きなん?」と聞かれた。?となったが「(気持ちいいから)うん、好き。」と言うと

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「俺は嫌い!」

と返ってきた。その瞬間の言葉が私の体内にグサっと突き刺さった感覚があった。

何故か私がセックス好きと言ったからなのか(変な意味も何もなく健全な意味で言ったのに)彼から「ヤリマンなん?ないわー!」と否定されてえ!となったけれど、どう返したらいいか分からず、頭が真っ白になった。

また違う場所で座って話すことに。

そろそろお迎え行きたいし、彼の言うことが段々説教めいてなんか面倒になってきて、歩き疲れたし、一緒に居るのが流石に疲れて帰りたくなってきた。

やっぱり " ありがとう。" は言わなあかんで。

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とか何か色々知識を引き出しては私に言ってた。

と思ったらその後いきなり「あんなアホみたいな奴おったなぁ、でいいやん。」とか言うから、え!会うの今日で最後なの??と感じて私は急に悲しくなってきて。

「なんか寂しい。。」と言うと、

「俺はどうしたらいいん?」

と返された。

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私もどうしたらいいのか自分の中でハッキリしてなくて。

ただ漠然とその時の私は身体が妊娠したがっていたから、彼と結婚して彼の子供が欲しい!と言葉には出さず、イメージをしていると彼が。

「じゃあ、(私の)息子ここに連れて来て。」

って突然言うから、?となったが早々に私はその足で息子を迎えに行き、彼の待ってる場所へ向かった。

息子は誰か分からない人に近寄らず、自転車から降りない、嫌だ!と言う。まぁ、いきなりだしそりゃそうなるわな。。

一応、先月たまたま公園で私が息子と遊んでると彼が居てその時に会ってるんだけど、息子が覚えてる筈もなく。

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息子がカモさんみたいというので、近くの池に3人で行くことに。

息子の顔を見るなり彼は「男前ではないな。」と言う。(失礼な!)

だけど「うん、この子は凄いよ。」とも言っていた。何やねん!誰目線やねん。


池に着くと彼は「こんな池、あったなぁ!」と何か思い出したようだったが、私は案内したことないし、彼は一体いつの話をしているのだろう。

彼はお腹が空いて可哀想に、とカモたちにエサをやっていた。

暫くぶらぶら歩いてると彼は「そろそろ帰るわ。」と言ったので息子にバイバイしてお別れした。

3人で歩いてる状況がもはや意味不明すぎて、何だコレ状態。でも

この状況は、なんか違う(私の望んでることと)感覚があった。

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その夜、彼から「お疲れ様!」とLINEが来たから「お仕事頑張ってね♡」と返したら。

暫くして電話がかかってきたけれど、丁度旦那が帰ってきたタイミングだったから「ヤバい!バレる!」と思って怖くて出れなくて無視した。





















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