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踊るカオナシとおばあちゃんの競演! ピアノにダンスをこなしてさらには事業まで。多彩な活動をする「かつくん」にインタビュー!

カオナシの仮面をかぶり、おばあちゃんと共演する。不思議な世界観のダンス動画が話題の「かつくん」さんにお話を伺いました。

インパクト大! 踊るカオナシの原点

・TikTokで使われているお名前を教えてください。
ひらがなで「かつくん」で活動しています。
初めは「かつ」だけだったのですが、SNSでは「〇〇くん」とか「〇〇ちゃん」とつけている方が多いので、それに倣って「かつくん」にしました。

・TikTokを始めたのはいつ頃ですか?
3年くらい前からですね。専門学校の時から組んでいた音楽ユニットを解散して、二人でやっていたことを全部一人でやることになって、ある意味責任感も出るというか、全て自分に返ってくるようになりました。そんな中でなんとかして人の目に触れたいなという思いもあって。
TikTokを選んだ理由は、僕がダンスを小学生や中学生に教えているのですがその子たちが「今こういうのが流行っているよ」と教えてくれるんです。初めの頃のTikTokは10代の子が多くて僕は少しその世代からは上だったのですが、拡散力が大きいのを感じていました。そこでTikTokを通して自分を知ってもらえるきっかけになればと思い、投稿を始めました。

・どのような投稿をされているのでしょうか。
ダンスにプラスしてカオナシのお面をかぶって踊ったり、ダンスをコミカルにアレンジしたり、さらに自分のおばあちゃんに出演してもらったり(笑)。人とはちょっと違ったことをして数字を伸ばしたいな、と思ってこういう投稿をしています。

・フォロワー数は54万人と大きな数字になっています。ここまでは順調でしたか?
初めは滑り出しが良くて順調に数字も伸びて、TikTokの中の賞をいただいたり東京でのお仕事に呼んでいただいたこともあったのですが、現在は東京にも一年半ほど行けておらず、ライブ活動も出来ていないんです。
その時その時に壁にぶち当たるというか、そういうことはやっぱりありますね。それをなんとか乗り越えながらやっている、という感じです。

・現在はどのような活動をされているのでしょうか。
ダンス講師を約7年続けていて、今はダンスの配信事業を計画しています。現在はダンススタジオも休業していることが多いので、そういった時勢に関わらずどこにいてもレッスンを受けられたり、ダンスや音楽の配信を見られる、という配信事業の準備段階ですね。
また配信アプリの会社と契約して音楽とダンスの配信活動をしています。

トレンドを逃さず、自分の芯もぶれないように


・TikTok投稿で工夫していることはありますか?
TikTokはトレンドの流れがとても速くて、人口がすごく増えたというのも大きいのですが、そのトレンドをいかに逃さずに自分の持っているコンテンツに落とし込めるか、というところが大切だと思っています。
自分としては音楽とダンス、仮面をかぶってする、という三点はぶれずに、そこにいかに流行を落とし込めるかというところですね。
一番意識しているのは人と被らない、ということ。TikTokというのは流し見なんです。おすすめで見つけた後にプロフィール欄まで見に来てくれる方というのは少ないので、特徴的なフォルムで印象を与えられれば留まってくれる時間も伸びていくと思うんです。一番はまず覚えていただいて、そこから自分のやっている音楽などを知ってもらえたらなというのがありますね。

・一番バズった動画を教えてください。
最近は海外でバズっている、流行っているダンス動画を意識しています。その時にフォロワーさんが10万人くらい増えました。
日本では芸能人の方やタレントさんがTikTokに参入してきているので、そこに食い込むことは難しくなってきているのですが、海外でバズっているものを取り入れることで逆輸入というか、日本の人にも新たに知ってもらえる、というような形になっていますね。

・今までで一番お気に入りの動画を教えてください。
シャッフルダンスというジャンルがあります。簡単に言うとステップを踏む、わりと簡単に出来るトレンドのダンスがあるんですが、それを3年くらい前からずっと取り入れてきたんですね。足元のステップが大事なダンスなので足元を映して、そこからカメラを上げて行ってそうするとカオナシの仮面が映ってさらに一般の方の扮装をした僕のおばあちゃんが出てくる、という。そしておばあちゃんとダンスをして会釈して別れる、というようなシリーズです。このシリーズを2、3本撮っているのですが好きだと言ってくれる方も多くてありがたいですね。思い入れもあります。

配信事業で活躍の場を広げたい


・今後はどのような活動を予定していますか?
ダンスの方ではやはり先ほどもお話しした配信事業ですね。
プロとしてダンスで活動している方は自分で持っているお客様の数も多いと思うのですが、セミプロの人はイベントなど様々な場所で自分のダンスを見てお客様に知ってもらう、というところが一番大きいんですね。
でも今はそういったイベントが出来ないので、なかなか厳しい現状になっています。なのでそういった方や、これからプロを目指していく若者に向けて配信の出来る場所を提供して、いろいろな視聴者様に見ていただけるようなコンテンツ、アプリの開発を準備している段階です。
来年くらいからしっかりとスタート出来たらな、という感じですね。
この配信アプリを利用してダンスのPR活動、またプロモーション活動として様々な企業の方、個人経営のお店の方とコラボレーションして、将来的にはプロモーション動画撮影の会社としてやっていきたいなと考えています。
ダンスというのは現在の日本ではなかなかお金に繋がっていかないところがあって。僕の教えている子どもたちの保護者の方からしても、せっかく習っているなら将来に繋げたいというのがあると思うんですよね。そういうシステムが小さくでも出来ればという思いがあります。
投稿に関しては、TikTokが現在のTwitterやInstagram、YouTubeと並ぶSNSに成長してきているなと思っています。それはこれからも続いていくと思うので、TikTokを入り口として、まずは自分を知ってもらうきっかけの場所として続けていければと考えています。他に新しい配信サービスが生まれればそちらにもどんどんチャレンジはしていきたいですね。

・ここは人には負けない強みについてお聞かせください。
これは皆さん若い頃にあった感覚だと思うのですが、自分自身に可能性を感じたり自信を持っていたと思うんです。そこから様々な壁に当たって、ああでもないこうでもないと考えたり試行錯誤したりすると思うのですが、僕がその時代に考えていたことがあります。
僕はピアノやダンスが出来て、ファッション雑誌に掲載していただいたりと容姿についても自信があったのですが、自分よりピアノやダンスの上手い人、容姿のいい人というのはいっぱいいるんですよね。自分の存在価値を自分で高くしてしまうのはだめだと気づいたんです。
そこからいったん仮面をかぶることで自分自身を忘れてもらう、ということをしてみたんです。誰も自分のことを知らないという状況でピアノを弾き、ダンスをする。そこで気づけたことは、自分のハードルを落として受け口を広くするということ。そういうことが出来るのは自分の強みだと思っています。

・TikTokでの投稿活動を一言で表すと?
すべての入り口」ですね。TikTokから知ってもらったという方が大多数なので。そこから新しい事業や、こういう展開をしていきましょう、というお話に繋がっています。音楽活動についてもTikTokで知っていただいて、そのことをきっかけに東京に呼んでいただけるということもあるので、「すべての入り口」という言葉が一番近いかな、と感じます。
様々な企業の方が参入されているので、自分の可能性を、一つだけじゃないんだよ、というところを教えてもらえるところだと思っています。

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