第8回 Hank Mobley/Dippin'
踊れるジャズの代名詞的アルバム。
65年の作品、モードジャズの部類に当てはまるジャンルだけど現在のグルーヴにも適応できるダンスクラシックとも言える。
オレンジ一色のジャケットからもその勢いが感じられる一枚。ジャズ初心者でも絶対楽しめること間違いないです。
テナーサックスのハンクモブレー、トランペットのリーモーガンのリードで初っ端からグルーヴィーなナンバーが続きます。
お気に入りは2曲目の「Recado Bossa Nova」
リズム隊で取り上げたいのがピアノのハロルドメイバーンじゃないでしょうか。独特のリフ、ドラムのように曲を支えている役割に徹していますが、主役の二人をとてもよく引き立てている。
それと久しぶりにアルバムを通して聴くと、ドラムやピアノ、管楽器などの距離感や間合いがすごく心地良い。
音、リズム、メロディ、空気感などいろんなところから耳で楽しめて、しかも踊れるジャズの良いとこを凝縮した作品になっていると思います。
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