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開催まで500日、大阪・関西万博前売り券発売!!でも本当に開催できるの!?

インターネットで飛び交う、今週1週間のIT・科学・経済のニュースを 独自の視点で振り返る「ITニュースウェブ2023/12/01(第087回)」さて今週は、、、

開催まで500日、大阪・関西万博前売り券発売!!でも本当に開催できるの!?

大阪・関西万博まで500日 前売り券の発売スタート(11/30)

さまざまな噂が取り沙汰される中、開催まで500日ということで、大阪・関西万博の前売り券が発売

「世界各国の価値観知って」 大阪万博500日前イベント、吉村知事らPR(11/30)

チケット発売イベントも、キャラクターの「ミャクミャク」も登場して盛大に行われました。

万博紹介 銀シャリ編

テレビ等でも大阪出身の銀シャリが紹介する前売り券発売CMが流れ始めています。

「人間洗濯機」の感動を再び…2025・大阪万博にかけるサイエンス社の壮大な挑戦(12/01)

テレビ東京系列で放送中の「ガイアの夜明け」では大阪万博についての盛り上げ番組も放送。万全の体制で大阪・関西万博の開催は進んでいるかのように進めていますが、実際は皆さんご存知のように、火の車状態。

大阪万博のシンボル「大屋根」公開 約350億円の木造建築物(11/27)

11月27日、大阪万博のシンボルでもあり、直径600m、1周2kmの、日本が誇る総木造建築の大屋根が報道関係者にお披露目されました。組み立てには清水寺などでも使用されている柱と柱の間に水平に梁を貫通させる「貫工法」という伝統的な技法が採られているそうです。素晴らしいです。が、この大屋根をめぐって議論が巻き起こっているわけです。

1250億円が2350億円と1・9倍に、膨らみ続ける万博の会場建設費(11/29)

そもそも万博にかかる会場全体の建設費としては、開催決定当初の2017年には1250億円と見積もられていました。これが2020年に改めて試算したところ、600億円マシマシの1850億円。そして大屋根のお披露目当日にはさらに500億円マシマシの2350億円と当初の約2倍にも跳ね上がったというわけです。これはすべて大阪府や国の税金から賄われます。

大阪万博で膨らむ国庫負担…新たに837億円判明(11/28)

それどころではありません。上記2350億円には我が国が展示する「日本館」の建設運営費が入っていないと言い、さらに837億円かかるということが判明しました。こういった流れを知らされずにいれば、平和な日本国民は何も気づかずに大阪万博のオープンを迎えてしまうのかもしれませんが、ここは週刊誌のスクープや国会での追及によって明らかにされ、我々の気を揉ますことになっていきます。

大阪・関西万博で国費負担がさらに1600億円増! 毎日新聞が報じる(12/01)

このあとさらに「国費負担がさらに約1600億円かかる見込み」という記事も出ました!!

JAL、大阪万博「ミャクミャクJET」お披露目(11/28)

そんな状況にも関係なく、今週は大阪万博「ミャクミャクJET」と称したJALの特別仕様もお披露目されました。これを楽しみにして良いのかまったくわかりません。

「500日前」でも海外パビリオン着工はゼロ、半数超の国が工事業者いまだ見つからず(11/28)

なんと現時点での海外パビリオン着工はゼロだそうです。

大阪万博、ロシアが不参加「一部参加国の偏った態度にさらされた」(11/29)

ロシアは大阪万博に不参加を表明。これまでにもメキシコやエストニアも国の経済事情からパビリオン出展を辞退しています。現時点で参加予定は159カ国・地域、9国際機関ということですが本当に開催できるんでしょうか?

30年万博、リヤドで開催 釜山・ローマに圧勝(11/29)

万国博覧会は5年に一度開催され、前々回が上海(2010年)、前回はドバイで2021年に開催され(新型コロナの影響で1年先送りになった)、大阪関西万博は2025年4月13日~10月13日まで大阪府大阪市夢洲地区の特設会場で開催されます。これの次の万博の開催地が11月28日に決定しました。名のりをあげていた韓国・釜山市、イタリア・ローマをしのいで決定したのは、サウジアラビアのリヤドだそうです。中東での開催は21年のドバイについで大阪をはさんで再びの開催。お金持ちなんですね。日本はこんなことやっている場合なんでしょうか。こんなお金があったら、国民に還元して、バブルの時代のようなお金持ちでアイデア豊富な日本を取り戻すことのほうが先なのではないでしょうか。

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