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オンライン料理教室ではなく"セッション"。僕らは料理人のドキュメンタリーをつくる。

zoom飲み会と料理教室のがっちゃんこ企画「オンラインキッチン」。おかげさまで今月で20回のセッションを重ねることになった。

スタートは乾杯から。酔っ払いながら料理を一緒につくり、料理人のワザや思いに触れる2時間。世界中のすばらしい料理人の方々とご一緒できたこともあり、自画自賛だけど毎回マジで最っ高のセッションになっている。

●カバー写真はこれまでの料理人の皆さん(実施順):
松嶋啓介さん[フランス・ニース]、田村浩二さん[Mr.Cheesecake]、鳥羽周作さん[sio/代々木上原]、石村智恵さん[LykkeCafe/下関]、魚谷浩さん[魚谷屋/中野]、米澤文雄さん[TheBurn/青山]、榎本慎一さん[CafeRika/ドイツ・デュッセルドルフ]、新井一平さん[6curry/渋谷]、盛田智宏さん[Rizo/三軒茶屋]、小林静香さん[eatreat/三軒茶屋]、吉川貴朗さん[Pizza4P‘s/ベトナム・ダナン]、前田哲朗さん[AsadorEtxebarri/スペイン・バスク]、松田悠佑さん[Picasso/天草]

プラットフォーマーの役割

初めからずっと言ってる通り、この企画のテーマは「お店との新しい関係」だ。オンラインとオフライン両方の接点があることで、オフラインだけの時よりもお店に行くのが楽しくなる(一発で常連顔できる)。普段の生活が豊かになる(あの店の、あの人の味を家でも)

そのためには、料理教室をオンラインに持ってくるだけでは足りない。飲み会をくっつけて盛り上げるだけでも、足りない。

お店や料理人が単体でもできる時代に一緒にやってもらう以上、プラットフォーマーとしての役割を考え続けなくてはいけない。集客、決済、連絡、事務まわり、司会進行、、、そういった機能的なところに加えて、お店の人とお客さんが新しい関係を築くための、もっとコンセプチュアルな役割を。

そうして僕らは一つの新しい仮説にたどり着いた。料理人のみなさんの、ドキュメンタリーをつくろう。レシピや技だけでなく、料理人の人間性や人生のに触れられるような時間にしよう。

ドキュメンタリーをつくるようなセッション

たとえばバスクの「アサドール・エチェバリ」前田哲朗さんのセッションは、彼の住む山の景色から始まった。それを目に焼き付けてから、自ら育てる野菜や鶏の卵で料理をつくることの意味を聞く。おっぱいパブの客引きだった青年が、世界No.3の店の副料理長にどのようになったのかを尋ねる。

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6/22次回セッション情報はこちら!

たとえばMr.Cheesecake田村浩二さんの前回セッション「チキンソテーときのこリゾット」はテーマに「モテ」を設定。自身の経験談を交えつつ、男らしさを「きのこをどこまで攻めて焼き付けられるか」、優しさ=女性の引き立て具合を「出汁の使い方」、になぞらえて参加者(の特に男性)とともにモテ談義を深めた。

(6/20次回セッションも引き続き「モテ」テーマでこちら!

たとえば「金曜日のデトックス」をテーマとしたeatreat小林静香さんのセッション。何杯も飲みたい参加者(や僕)を軽く制しながら、胃や身体を休める意味や方法を優しく教えてくれた。元々エンターテイメントの世界にいた彼女がアーユルヴェーダの伝道師となった理由を聞き、「お味噌汁はアーユルヴェーダ」の意味を学んだ。

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↑はチームで話しながら、こうしたアウトプットをつくっていけるとよいよね、と話してつくったもの。(6/19次回セッションはこちら!

こうしたビジュアルづくり含め、会の進め方しかり、いかにして「料理教室ではなくドキュメンタリーなセッション」をつくるのか。これからも改善を重ねつつ模索していきます。ぜひ皆さん、一度体験してみてください。

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