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コットンキャンディに縋ってたい

2024年。
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします!

ということで、今年も早速誰に宛てるでもない私の自叙伝を綴っていくのですが。

実は年末に体調を崩し、2023締めがままならないままそのまま帰省し、体調が完全回復しないまま2024を迎えました。
心と体はどうやら本当に繋がっているようで、体調が悪いと心まで健康ではなくなっていました。

私の感じた心の不健康は主に3つ。
①普段楽しいことが楽しいと感じられない
②何をするにも気分が乗らない
③自尊心の低下

まず、1番悲しかったのは①で、私にとって年越しは1年の中で最も好きだったイベントのひとつ。
そんな年越しを楽しいと感じられなかったこと。

これは正直なところ、心の不健康だけが原因だったのかは分かりません。きっと色んな要因がありました。
年越しの瞬間を親戚一同で集まらなくなったこと、紅白歌合戦が例年よりも寂しかったこと、あけおめLINEの文化が希薄化したこと。

全てのことにおいて言えることは、寂しさでいっぱいということでした。
でも、全部仕方ないことなのです。
ただ、あの頃より時間が経っただけということなのだと思います。
ただ、歳を重ねただけです。

親戚の集まりでお酒を飲めなかった私が今はもうお酒を飲める歳になったし、お年玉のありがたみを実感できるようにもなりました。
そう、歳を重ねているのです。
私も皆んなも。

懐古厨になるつもりはありませんが、やっぱり楽しかった思い出に浸ってしまいます。
またあの歳を越す瞬間のなんとも言えない感動を味わいたいです。

③の自尊心の低下ですが
厄介なのは自己承認欲求が爆増してしまったことです。
これは人に会えなかったことが大きく関係しているはずで、友達と会う予定がなかったり連絡をとってなかったりすると、あれ?私って人の中に存在してる?という気持ちになってしまいます。

こういうのは一度考え出すと止まらないもので、誰かに自分の存在意義を見出してもらおうとしてしまう自分が出てくるのです。
かといって、相手に対して直球ストレートな質問をするわけでも大きな分かりやすいSOSを出すわけでもなく、会話の節々や連絡頻度をいつもよりちょっと多めに気にするだけです。
つまり、周りからはとても分かりにくく、自分の内部で悶々と考えるので解決などせずむしろ沼にハマっていくのです。
解決策は、よく分かりません。

今日は地元の成人式でした。
たまたま近くを車で通ったのですが、新成人の皆んなはとても華やかでキラキラしていました。
それは、袴や花束だけではありませんでした。
2年前に同じ場所で成人式をしていた自分はその日がすごく楽しくて、彼らに重ねて見えた自分が羨ましく感じたからだと思います。
あの時の自分が持っていて今の自分が欲しがっているのは、若さなどではありません。
周りに仲間がいるあの環境です。
久しぶりに会える人がたくさんいる、懐かしい顔ぶれ大勢で集まることができるあの環境が羨ましくてキラキラして見えて仕方なかったです。

今はもう会えない人がたくさんいます。
会いたい人には会えるのですが、なんとなく会っていた人にはもう会わないでしょう。
なんとなくですが、これも時の経過を感じます。
みんなで部活に打ち込んだり、受験勉強したり、授業受けたり、ご飯食べたりのあの日常はもうありません。
戻りたいとは思いませんが、やはり昔を思うと懐かしさと同時になんとも言い難い寂しさが込み上げてきます。

私は変わってしまったのだろうか、どんどん感情も薄れて楽しいことに鈍感になっていくのだろうか。
ここには書ききれないだけで、自分の中の感性が鈍くなったと感じる瞬間が増えてきました。
それは全く悪いことではないけど、寂しいと感じてしまうのです。

今日、帰りにサーティーワンに寄りました。
何にしようか悩んでいたときに見つけた味。
私が高校生の頃お気に入りだった味。
でも今日はお腹もいっぱいだったし、その時は正直甘いものの気分ではなかった。
けど、今の私がその味を食べてもまだ好きかな?
あんまりだなと思ってしまったらどうしよう。
大好きだったあの味が今食べたら感動もしないただの甘い味になってたら、と思うと怖い気持ちもありました。
でも確かめたくて、挑むような気持ちで注文しました。
手元に届いていざ実食!
口に入れたその味はとても甘くて美味しくて懐かしい味でした。
高校生の頃食べた時と同じ感覚を味わえたことに感動したのです。
なぜかそれがとても嬉しかった。
今も昔も私はコットンキャンディ味が好きなんだ。

あらゆることに言えることですが、歳を重ねてもその時感じた感動を忘れたくないです。
その感覚があればまだまだ挑み続けていける気がするから、
だから私はコットンキャンディに縋ってたいのです。



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