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~すいません 今週甲子園しか見てません 野球のIT話題~【第43週】プログラミング未経験者が独学成果物で「1千イイね」とれるまでリアルタイム実況

■この時期はしょうがないんです(´・ω・`)

もうね、しょうがないんですよ…
仕事中で見れなかった試合を夜に見たり、熱闘甲子園見たり、twitterの現地動画見たり、休みは一日中…
高校生の熱い戦いを見てると、元気をもらうというか、自分の中の炎を再確認できるんですよね(`・ω・´)

昔からミーハー気質なので、盛り上がってるイベントには良く知らなくてもノっていくタイプだったのですが、甲子園に関してはここ5年くらいで随分ハマってますねw

■せっかくなら野球でITの話題

野球のITと言えば、近年だと「トラッキングシステム」をソフトバンクがいち早く取り入れて、それまでのデータ野球と言われていたものを二手三手先のものへ進めたと言われています。

自分自身を良く知り、相手を丸裸にして、クレバーに戦略を立てるためにデータ分析は必須だと思います。
その流れで「セイバーメトリクス」という評価手法の注目が高まり、メジャーではこの評価を解説などでよく使っています。

エンゼルスで活躍する大谷選手の、異次元な成績を裏付ける評価としてニュースで取り上げられる機会も増えてきたので知っている方も増えたのかなと思います。

もう一つ、私が気になっているITネタがありまして。

「ロボット審判」

現在、メジャーリーグ導入に向けて、下部リーグである3A(トリプルエー)で試験運用が始まっています。

これの効果について、私の結論を先に言うと【選手自身:◎】【ファン:△】【球団運営:○~△】

選手としては、正しいジャッジによって成績が確定するので、評価に信頼がおけるのが良いと思います。特に投手の個人成績は1勝・1敗が年棒に大きく関わることになりますし、ほぼストライクの際どいピッチングが悉くボール判定となると、負ける云々の前に、次の投手と交代させられて登板機会、つまり評価を受けるための成績を残すことすらかなわなくなってしまいます。

ファン視点ではどうなんでしょう。私が個人的に思うのは、多分ファンは減少するのかなと思ってます。
その理由は、"審判の不完全さも観客の盛り上がり要素になっている"からです。あくまで、〇〇審判は上手くて、××審判は判定が荒れる、とかではなく、際どいピッチングやクロスプレーなどに対して、その時の一瞬の判断に多少のブレがあるということです。

ボールかと思ったものがギリギリストライクだった時の両チームファンの「おおー!」「ああー!」「なんでだよ!」「良かったぁ…」…
リクエスト判定でビデオ検証した結果、ジャッジがひっくり返る瞬間…

審判が判断が紙一重であればあるほど、その興奮は高まります。
ファンの皆さんは、応援しているチームが勝つこと、選手が活躍することを目的に観戦しているのでしょうか。私が思うにその”興奮”、すなわちドーパミンを求めているんだと思います。日々のストレスを発散したいんですよね。

話を戻します。

「ロボット審判」は興奮の材料と成り得るか。

私は真逆の効果を生み出してしまうものだと思います。白けるというよりも、反論の余地無しってところですね。

「ロボット・AIがそう判断したならしょうがないでしょ」って冷静に受け止める人が一定数出ます。結果、以前よりも”興奮”を得られなくなった人たちは、野球そのものに対する熱もちょっとずつ減少するでしょう。"審判の不完全さ"が生み出していた分のファンは人数減という側面もそうですが、ファンの熱量を減らす大きな原因になるのかなと思います。

これは、特にグッズ収益や視聴率に影響を及ぼすのではないかなと。当然今まで通りのファンもいますから、現地観戦する熱減少ファンたちはその空気にあてられて、その時ばかりは熱復活する可能性があります。一方で、中継観戦している視聴者は、今までシンパシーを感じていた球場の一喜一憂が、淡々としたロボット判定によって確実に少なくなりますよね。ドーパミンの生成量が以前より減ったら、それを求めて違う方法を取るか、増やすか、視聴者の行動に変化が生まれます。

今までと同じ熱量で向き合わなくなるんですから消費行動も減少するでしょう。球団経営はやはりファンの消費活動あってのものですから、そこに影響があるのは痛いと思います。ただ、所属選手に正確な評価をして選別と報酬を決めることで、余計な出費を抑えられる可能性もあるので、天秤がどのように傾くのかってとこですね。

実のところ、契約という部分に関しては、対人要素がある時点でそこに感情乗っかりますから、成績ではなく評価という面においては「ロボット審判」だけでは解決しないことは自明の理です。

念のため言いますが、ホームランが出ればそりゃ盛り上がります。そこは変わりません。あくまで「ロボット審判」にすることで増えるファン・熱量よりも、減るものの方が多いだろうってことですね。

車のハンドルも遊びがあることで上手く機能する仕組みになっています。完璧・完全が必ずしも正解とは言えないのが面白いんですよ。

前回の記事でも書きましたが、全てがAIとロボットによって最適化って本当に人間が求めている世界なのか?って思います。

過去にそれを題材した映画や小説はいくつもありましたが、作者がその世界を正しいと思えなかったのか、はたまた受け手が求めているものがそうではないと判断したのか、その完全な世界が完璧なまま問題なく終わる物語はなかったように思います。どこかに人間的なドラマや、不完全さが引き起こしたトラブル、主人公が完全だと思っていた世界は人工的に隔離生成されたもので外には旧時代的なものが広がっているなど…

一見無駄に見えることも、実はその仕組みや世界・業界を構成する要素になっているかもしれません。

みなさんもお気をつけあそばせ(`・ω・´)


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