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死によって、気づいた事が沢山ある

彼のお通夜と告別式には沢山の人達が参列してくれた。

こんなにも人望が厚い人だったとは、私は気づかなかった。

私の知らない彼、

「彼のおかげで〜」と沢山の感謝とお悔やみの言葉を私に伝え、共に泣いてくれた。

彼の為にアルバムを作ってくれた人もいた。

私が罪悪感に駆られてると、

「奥さんの悪口は聞いた事がないですよ」

私が知らない会社の人達なのに、

“奥様は大丈夫なのか„ と気遣ってくれる人がちらほらいて、それには驚いた。

親戚の人達「いつも自分より、他人の事ばかり考えて、バカだよ」と言って泣いていた。

本当に彼は意識がある最後まで、LINEや電話のやり取りをし、職場や関わった人達と交わしていて、

「最後まで人の事ばかり気にしていた人でした」と言う人が沢山いた。

毎日泣いていた私、

今は、娘には頼らずひとりで手続きやら何やら、複雑な事や49日などの準備など、とにかく頭の中がパニック状態だけれど、

役割はしっかりやらなければ、今は悲しんでる暇がない。

こんな事を彼は自分の両親が亡くなった時、忙しい仕事の合間にやってたんだ、ホントすごいわ!

脱帽!!

私にとって何もかも初めての事、そして今まで見えてなかった事が見え、

彼が私にとって偉大な存在だった事に、今更ながら沢山気づいた。

また、お通夜や告別式は、幾度となく参加していたが、

パートナーとの別れがこんなに凄まじいほど感情がブレるものなんだという事。

父や兄の時は多少してあげれなかった後悔はあったけれど、

激しい争い的なものはなかったからだと思う。

パートナーとは、穏やかでいられない思いも浮上し、言い合いになる事もいろいろあったからこそ、

深い悲しみにより打ちひしがられるのだと思った。

がしかし、お坊さんのお経が始まると、不思議に心が落ち着き、その時だけは穏やかな気持ちになれたもの。

お経って凄いなー、瞑想みたいだ〜🧘‍♂️

まあ、お寺との値段交渉には手こずったけど💦

お寺は檀家さんによって支えられている。

墓じまいをする人が増え、お寺も経営が大変そう。

しかし、うちは娘達が相手の苗字で嫁いだので、あと継ぐ人がいない。

パートナーにお墓をなんとかしないといけないと義母の時交渉し、

義父母が購入してたお墓の敷地を手放し共同墓地にしたのだ。

これからの時代、お墓ってどんどんいらなくなるのではないかと思う。

そもそもお墓には魂はいないと言うし、いるとしたら、地縛霊でしょ!って思う😓