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この本のおかげで活字が好きになりました(クリエイターフェス参加記事)

本日のクリエイターフェス参加記事です。

どうもヒロです。
皆さん季節は秋本番になりましたが、急な寒暖差で体調を崩していないでしょうか。
本日のお題は『読書の秋2022』です。
推薦図書の感想文か自分が好きな本について語る記事のどちらかとのことでしたので、私は自分の好きな本について語ることにしました。

【いま、会いにゆきます】

私が推したい本は市川 拓司さんの【いま、会いにゆきます】です。
発行日は2003年と19年も前の本になります。2004年には中村 獅童・竹内 結子主演で映画化もされました。

私はこの本を中学生の時に知り、初めて小説を読みました。
きっかけは夏休みの国語の宿題で読書感想文を書きなさいというのがあり、どの本にするかと迷っていたところ、この本を見つけ、「あーなんか映画にもなった本だっけ?見たことないけど、とりあえず宿題のために読んでみるか」という軽い気持ちでした。
しかし読んでみるとその本の世界に引きずり込まれてしまい、夏休みの部活終わりに夜中になるまで読んで、3日で読んでしまい、読み終わった後はロスな気分となってしまいました。そのくらいのめり込める作品でした。

どこが好きなのか

この本は恋愛小説の分類で純愛という言葉が似合う内容です。
主人公の秋穂 巧が妻の澪を亡くし、息子裕司と2人で暮らしていたが、澪が1年後の雨の季節に約束通り帰ってきて、短い時間だが共に過ごす物語です。
読み手としては再開できた嬉しさもありますが、再度別れる辛さもあり、そこから巧も裕司もしっかりした人物になっていくところがとても澪の存在の大きさや、またいない寂しさも感じてしまいます。
亡くなった人が梅雨の季節に帰ってくる、事故にあって未来にいくなど現実味はないかもしてません。しかし現実味がなくてもこの本の中の1家族はそこで幸せな時間を送れたのだということを感じます。
澪が最後に帰るところは毎回涙してしまいます。

「ありがとう、あなたの隣は居心地良かったです」

いま、会いにゆきます

このセリフにもう感涙です。

この本を読んで感じたこと

大事な人との時間は永遠ではなく、不意に別れが訪れることもあるかも知れないので、一緒にいれる時間を大事にして、伝えたいことは口に出して伝えることが大事と改めて感じました。
忙しい日々を送っていると大事な人に伝えたいことを伝えるどころか会話することすら億劫になってしまっていたなと思ったので、そういう気持ちを大切にしていこうと思いました。

なんだか感想を書いてたら読みたくなりました(笑)

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
これからも皆さんに楽しんでいただけるように頑張りますのでよろしくお願いします。

#読書の秋2022 #いま、会いにゆきます


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