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きっと彼女とは、日向坂で再び会うことはないでしょう

※2024年4月5日、記事引用ならびに追記

今回も『日向坂で会いましょう』おもしろかったですね。

”アイドル”という8年間を突き抜いた齊藤京子はどんな景色を見たのだろう。

今回は4月5日金曜日の卒業公演をもって日向坂46を卒業する齊藤京子を送り出す【齊藤京子卒業企画!何でも京子企画ランキングSP】。本人やメンバーにアンケートした”齊藤京子がもっとも輝く企画”上位である、「京子モノマネグランプリ」、「ゲームマスター京子」、「箱の中身はなんだろな」に挑戦、もっとも輝いた姿で送り出そうという企画である

【齊藤京子なんでもランキング】といえば以前こんな記事を書いた。読み返して思い出してみたが、この時はあまり結果が振るわなかったんだっけな。

企画を終えてみて、本当に齊藤京子は輝いていた理不尽なまでに

「若林or春日!カードウルフ」では有効なのかよくわからない質問を2、3投げたとおもったら、間違った記憶で推理してビタリと当てたり。推理して当てたのに自分で「すごい!」って言っちゃってんだよ?

「箱の中身はなんだろな?」ではいつも通り極端に中に手を入れるまでもなく正解してみたり。歴史上数多のバラエティタレントが「キャー!こわい!」と迫真の演技してたのが馬鹿らしく見えるくらい大袈裟なんだよ?

そして、つくづく面白い

今回の番組の中でみせた齊藤京子の振る舞いは、わたしが『日向坂で会いましょう』を見始めた時から何ひとつ変わっていなかった。佐々木久美が自身の活躍とメンバーのサポートに葛藤する間、高瀬愛奈が若林に食ってかかったいた時も、高本彩花が大喜利やコメントの巧者になるまでに、松田好花が涙を流してる時でも、齊藤京子は”齊藤京子”だった

みんながボードゲームで盤面を競い合う中、彼女は「これいいじゃん」とボードを折り畳んで勝つのだ共演者にとってこれほど理不尽極まりない存在はいないだろう

それでいて彼女はとても愛されているのだ。齊藤京子の一挙手一投足にメンバーみんなが尊敬と信頼のまなざしを送りながら身もだえるほど笑っている。日向坂46の物語に途中参加したわたしでも、メンバーにとってその存在の偉大さを理解するのに言葉はいらないし、それを言葉にするも野暮である。メンバーが次々に披露した冗談めいたモノマネには、一匹狼な齊藤京子が振りまいた親しみが詰まっていた

今回の『日向坂で会いましょう』をみて、彼女はこれからも多分大丈夫だと説得されてしまった気分になった。最短最速で帰宅するさっぱりした彼女の事だ、今日泣いて後ろを振り返ってみても、明日は泣きも振り返りもしないだろう。残されるのはソニックブームがつくった轍のみ。これからも彼女の瞳は脇目もふらず常に前を向き続けるに違いない。ズルいよな。

おしまい。


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