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◆遠吠えコラム・新海誠最新作「すずめの戸締まり」・「終わりゆくこの国の『戸締まり』、それでも『希望』はあるのか」(※ネタばれあり。画像は映画公式サイトより)
新海誠監督「すずめの戸締まり」を鑑賞してきた。当コラムで今年中にぜひ扱っておきたいと思っていた作品の一つです。かなり雑然としていてまだ整理できていない部分も多いですが、鑑賞直後の新鮮な感想をひとまずここに書き記します。本編の内容に大きく振れる部分(いわばネタバレ)があるので、まだ鑑賞していないという方は、鑑賞後に読んでいただければと思います。とは言いながらも、鑑賞の手引きとなるよう意識して書いたので、読んだ後で本編を視聴しても十分楽しんでいただけるかと思います。久々の遠吠え
◆遠吠えコラム・「どうする家康・第6話『続・瀬名奪還作戦』」・「女子高生にきゃあきゃあ言われる淳平くんはもういない」(写真は今川氏真像)
今週は先週に引き続き、瀬名(演・有村架純)奪還作戦。松平元康(演・松本潤)は、駿府にいる妻子を密かに三河へ連れ出す任務を、忍者集団・服部一族に託す。しかし、今川家に作戦を察知され、奪還は失敗。腕利きの忍びたちも今川方の待ち伏せに遭って皆殺しにされる。唯一生き残った頭目の服部半蔵(演・山田孝之)は、奪還作戦を立案した本多正信(演・松山ケンイチ)と共に作戦失敗の責任を追及されることに。窮地に立たされた2人は、苦し紛れに、今川家に近しい武将・鵜殿長照がいる上ノ郷城を攻め、長照と長
★再掲載◆遠吠えコラム・「出産子育てで苦労する女性のために自民党政治は何をしてきたのか~岸田首相の『リスキリング』発言を巡って」(※画像は近所の蕎麦屋の鍋焼きうどん)
先日挙げた岸田文雄首相の「リスキリング」発言に関するコラムについて、書き直しました。後半の「学びとは何のためにあるのか」というテーマについては別稿で取り扱うこととしました。あくまで、「リスキリング」という発言に透けて見える政治の怠慢をテーマに書き直しましたのでよろしくお願いいたします。 岸田文雄首相が産休・育休中の女性たちのリスキリング、いわゆる「学び直し」を後押しする発言が波紋を呼んでいる。この発言にも腹が立ったんだけど、この発言を巡る大学時代の先輩のツイートにさらに
◆遠吠えコラム・「どうする家康・第4話『清州でどうする』」・「ツンデレ姉弟、素直になれなくて、戦国」(※画像は高野山持明院蔵「浅井長政婦人像」
更新が遅れてすみません。今回の「どうする家康」第4話「清州でどうする」のキーパーソンはお市の方ですよね。戦国無双っていう、戦国時代の武将とか姫が出てきて敵兵をバッサバッサ切り倒していくアクションゲームがあるんですけど、そこで登場する女性キャラの中でお市の方が一番好きでしたね。さて、今日はそんなお市の方とその兄貴、織田信長にまつわる話です。遠吠え行ってみよう! 泣く泣く今川家から独立した松平元康(演・松本潤)は、宿敵・織田信長と同盟を結び、対今川戦、三河平定戦へと突入し
◆遠吠えコラム・「どうする家康・第3話『三河平定戦』」・「今川氏からの苦渋の独立」(写真は上杉神社所蔵の「上杉謙信公御肖像」)
仕事が多忙で更新が遅れました。楽しみにしていた方々(なんて果たしているのか?)、申し訳ありません。ですが、何だかんだで昨年よりは更新・執筆ペースは格段に上がっております。写真は上杉神社所蔵の「上杉謙信公御肖像」だ。「どうする家康」にはまだ登場していない(恐らくこの先も登場しないだろう)ですが、謙信公は第3話のキーパーソンです。どういう意味でしょうか?というわけで、今週も「どうする家康」について、遠吠え行ってみよう! 【叔父・甥の仁義なき戦い、尾張・三河国境付近で「代理戦争
◆遠吠えコラム・大河ドラマ「どうする家康・第2話『兎と狼』」・「強大な敵に立ち向かう家康の原点」(※画像は岡崎市ホームページより)
【無様な姿をさらしながらも逃げずに戦う家康の「原点」】 元康(のちの徳川家康)の幼少期、松平家当主だった父広忠は、家内の権力争いを有利に進めるため、今川義元の後ろ盾を得ようと画策する。今川は支援の見返りとして人質を要求する。そうして駿府へ送り出されたのが、竹千代、すなわち松平元康だった。 しかし、駿府へ向かう途中、まさかのハプニングが起こる。護送を担当した家臣が織田方と通じており、竹千代は、織田家に連れ去られてしまう。嫡男を人質に取られた父広忠だったが織田家に屈するこ
◆遠吠えコラム・大河ドラマ「どうする家康・第1話『どうする桶狭間』」、初っ端から大ピンチ、名将続々登場の豪華絢爛第1話(※画像はドラマ公式ホームページより)
大河ドラマ「どうする家康」がとうとう始まった。第1話のタイトルは「どうする桶狭間」。「桶狭間」は、1560年、尾張の織田信長が駿河の今川義元を討ち取った、世に名高い桶狭間の戦いのことだ。実は家康も桶狭間の戦いに今川軍として参戦していて、敵陣の最前線で義元討ち死にという青天の霹靂の報を受けている。勝ち戦でイケイケだったところから、敵陣深くの最前線で孤立してしまうという大ピンチに直面している。 第1話は、結論から言うと、「桶狭間」の看板に偽りなしの豪華絢爛な回だった。名将た