見出し画像

強がり 「拝啓」×「嘘」


あれだけ大事に想ってくれた君を

俺は裏切ってしまった。

君に黙って、ひとりでこんなとこまで。

まるで逃げるように。


俺は自分がダメになりそうだったんだ。

君のやさしさに甘えていた。

自分勝手な俺のこと、君はいつも笑って許してくれた。


ここでは海が輝き、世界の広さを教えてくれる。

そして気付いたんだ。

君の愛の深さを。


それは俺に対しての愛、だけじゃない。

周りの人への

いや、この世の生きとし生けるもの全てへのものだった。


夢の為だと信じて君の元を去った俺だけど、

今では何が夢だったのかさえわからないでいる。


でも、信じたいんだ、この自分を。


夜の浜辺は星が煌めき、

ただ波の音が規則的に響いている。

君が与えてくれた

幸せな日常のように。



~~~~~~~~~~

拝啓


潮の香りに誘われて

船が港の向こうへと旅立っていくのを

自分の事のように眺めています。

俺の希望を叶えてくれるこの場所。

ワクワクが止まりません。

夢はもうすぐ、

この手の内に。


追伸

部屋を出る前に拾った

君の赤いマニキュアが塗られた爪を

お守りにしています。


海のように深い愛を示してくれた君へ


~~~~~~~~~~

蒼い月明かりが

俺を照らしている。


まるで君に見守られているかのように。





「拝啓」企画とは別の手紙を書いてみたくなりました。

別の愚かな男の物語をサブストーリーへ。

元は素敵なこの企画。

影響を受けたのは、そらさんの

この企画のこの記事。

この記事に貼られているCHAGEの歌、

若い頃にずっと聴いていたのに、タイトルを知らずに、最後の「拝啓~」のあと、なんでこんな風に言ってるんだ?

と、疑問に思ってたのが、今回なぞが解けてスッキリ。


で、構成を真似てみたくなり、

出来たのがこの記事であります。


良かったら、お返事くださいませ🐒


ゆる~く 思いついたままに書いてます 特にココでお金稼ごうとは思ってませんが、サポートしてくれたら喜びます🍀😌🍀