「歯ぎしりさん、ありがとうー」へ変わった日
「ほらココ。薄くなってるよ」
歯医者さんにて、毎晩愛用してるマウスピースをしっかり削ってると言われました。やっぱししょっちゅう歯ぎしりしてんだ。聞いた途端にショボンです。
マウスピース無しに歯ぎしりしてたら、いつか歯がゴキっと割れちゃう。そんなリスクがあって。だから必須です。とはいえ、なんとか治らないもんか。歯ぎしりを止めたい。
きっとわたしの顔に書いてあったのでしょう。歯科衛生士さんがおっしゃいました。
「歯ぎしりって、そんな悪いもんじゃないですよ」
え?なんですと?? わたしは目を見開いて驚きです。
「歯ぎしりをすることで、ストレス発散してるんです。寝てる間にしてることだから、自分じゃどうにもならないし。むしろ『しないように』と思い始めたら、ストレスの逃げ場がなくなりますよ」
歯科衛生士さんが教えてくれました。わたしは目からウロコがポロんです。全く思ってもみなくて。むしろ邪魔者あつかいでしかなかった。マジかー。
すると続けて、歯医者さんから続けてお言葉が。
「一箇所に集中して圧をかけた歯ぎしりじゃなく、全体へまんべんなく力をかけてる。マウスピースのすり減りから分かるよ。これなら問題ない。しっかり眠れてるんだろう?じゃあ大丈夫だ」
おお。お墨付きとなった。思わぬ展開にうれしさプラスです。
そっか。わたしには歯ぎしりがあって良いんだ。ホッとしました。マウスピースをしてたとて、私は爆睡です。全然気になりません。ノープロブレムなのです。
歯ぎしりが急に、まぶしい立ち位置へ昇格です。やるじゃん。見直しました。
もうすぐ穴が空きそうだった箇所も、補修してもらい。バッチリのマウスピースを手に入れました。おかげで今晩も、何も気にせずぐっすり眠れそうです。
では また
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