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夫婦別姓・改姓して体験したこと

結婚を機に僕が姓を変えました。

特に理由らしい理由はなく、なんとなくノリ、いわばフィーリンググルーブ感、具体的にはサンバラテンのようなリズムで意思決定したのを憶えています。


母は当然、気に入らなかったらしく、口論に発展。

男のお前が姓を変えるのは、とにかく納得できないと。

(唯一、兄は認めてくれました)


結婚で、ぴーひゃらぴーひゃらしている、楽しいテンションに水を差され、急激に冷めた僕は


ぱっぱぱらぱー…


と、か細い声でつぶやき、母との電話を終了しました。

それ以来、母とは疎遠に…。


世間では、夫婦別姓について様々、議論がおこなわれています。


民法では、結婚をした場合、どちらかの姓に統一、ということが決まっているのですが、国連からは再三、改善勧告を受けているようですね。

日本では結婚したとき、9割強が夫の姓を選ぶ。働く女性を中心に姓が変わることに不都合を訴える意見は根強い。夫婦別姓を認めない日本の民法規定について、国連が3月上旬に見直しを求めた。

国連の見解を読むと、夫婦別姓を認めてない国は日本だけ。それ、女性差別だからいいかげんにしてねー、ってことみたいすね。

以下、個人的に改姓で体験したこと3点まとめ。


1・各種手続きが面倒

夫婦同姓のデメリットはこれに尽きると思います。

銀行口座、保険、会社、本人確認書類、マイナンバー等。

各方面に改姓の手続きをするわけですが、とにかく面倒。

世の男性も一度経験すれば、意識が変わるかもしれません。

改正後、しばらく、両方の姓をパッっと証明出来るように、戸籍謄本をポケットチーフにしてました。



2・周囲の理解を得られず悲しい気持ちになる

前述に記載した母との一件がそれにあたります。

それ以外にも、会社の同僚から


「お前、それはないだろう。ちったあ、親の気持ちになって考えなさいよ」


なんてこと言われました。

ちなみに、その同僚に、自分の息子が同じことしたらどうするの?って聞いたら


絶縁する


でした。


数日後、その同僚に、ZETSUEN、って書いたTシャツをプレゼントしてあげました。


3・馬鹿にされたり議論を吹っかけられたりして面倒

「ねーねーねー。おじさんはどうして妻姓に変えたのー」

「ん?そうしたかったからだよ」

「どうしてー」

「どうしてもだよ」

「どうしてどうしてもなのー」

「端的に言えば、どうしてもだったらからだね。まあ、結論から、って表現にしてもいいけど、まとめると、どうしてもだからさ」


こんな無意味なやり取りを、四半期に1回くらいやる場面が増えます。

飲み会とかで面倒な奴が聞いてくるとかですね。


まだまだ、日本は夫側が姓を変えることに、抵抗を持っている国だと思います。

非常に小さな体験ですが、少しでも皆様が問題意識を持つきっかけになれば幸いでございます。


かしこ。


#選択的夫婦別姓 #夫婦別姓

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