暑さに負けない

運命の決戦をサムライブルーが迎える。日本代表は、今のところ調子が頗る良い。Hグループの中で、FIFAランクでは最下位だが、それを感じさせない成績を残し強さを示している。
逆に、何とかグループステージ突破を決めた、正に起死回生のチームも複数存在している。アルゼンチンは土壇場で決勝トーナメントへの切符を勝ち取った。B組の1位スペインも2位ポルトガルも、ギリギリの闘いを強いられたし、最終盤に順位も決定した。そしてブラジルは、グループリーグ第2節コスタリカ戦も、前後半90分を過ぎてアディショナルタイムまで0-0と、2戦を終えて勝点2に留まるところにまで追い詰められ、非常に苦しめられた。
何とドイツは、勝てば十分に進出する可能性を持ちながらも、韓国に最後2失点を喫して、F組最下位で、ロシアから去った。
順調に突破を決めたのは、A組3連勝のウルグアイと開催国ロシア、C組を2勝1分の1位フランス、D組でナイジェリアとアルゼンチンそしてアイスランドを降して3連勝のクロアチア、G組はA組に似た状況でベルギーとイングランドが進出を決めている。
決勝トーナメントではもう一発勝負で勝ち抜くには負けは許されない。しかしこうして見た時、グループステージに於いても一敗すら大会を終える危険性があることが良く分かる。引き分けすらも危ういかもしれない。
初戦を制したイランとセルビアは惜しくも敗退した。初戦勝利も頗る大事だが、勝ちか引き分けか、それよりも何よりも負けてしまうことが重要で、初戦と第二戦では何が何でも黒星だけは避けることが肝要であって、12チーム中でアルゼンチンとスウェーデンは逆境を跳ね返すレジリエンスが計り知れない。いわんや、初戦と第二戦を落としていないチームは10/12で80%超で勝ち抜いている。
日本戦は目前だ。日本とセネガルの何れか1チームはコロンビアの底力の前に平伏す羽目に陥るのか。ここまで順調に来ているだけに、そしてアフリカ勢とアジア勢はここまで元気がないので、ノックアウトステージにて波乱のH組をかき回した2チームとして、暴れまくって欲しい。何とか踏ん張って欲しい。
少し前に終わったブラジルは快勝の2-0に見えるも、引き分ける可能性のあるセネガルのプレー振りだった。スイスは引き分けた。この2チームは、引き分け以上で進出できる状況にあった。
日本はポーランドを相手に、引き分け以上と有利な条件にあるが、ブラジルもスイスも守備に回されるシーンも迎えながらも、上手く得点を決めて、引き分け以上を残して、結果的に盤石の試合展開でグループステージ突破を決めた。日本もゴールを決めなければならない。相手より多く、相手より先に。引き分けるために得点を挙げる、そういった尋常でないメンタルとプレー、プラスしてチャレンジを継続する姿勢を示して、後先関係無いポーランドを仰天させてプレッシャーをかけて、ここ2戦の勝負師っぷりを誇示してゲームを支配して欲しい。
浮かれていられる場合ではないかもしれないが、是非とも勝利して2勝1分1位通過という殊勲を手にして、フランス・アルゼンチン・ウルグアイ・ポルトガル・ブラジルとベルギーもしくはイングランドが同居するサイドからは逃げるようにして、それでも初戦はベルギー又はイングランドと山場を迎えるのだけど、あわよくばのベスト4以上を目論んで、誰も文句を付けられないポーランド戦勝利を収めて、更に自信を付けてトーナメントに乗り込んでしまって欲しい。
韓国-ドイツの世界を驚愕させたゲームが終了した深夜25時には同じく日本の命運が決まる。この時間なら、朝6から8時までとして多くの方が、ぐっすりと快眠に就くことができる。正しくグッドモーニングを迎えられるだろう。朝5時にはG組の結果も出て、トーナメント表も全てが綺麗に確定する。若しかしたらば、仕事や学校どころではない騒ぎや気持ちに浸るかもしれない。
上述の様に、彼是と先を楽しみに想像することが出来てしまう、そんな明朝になることを願って、期待して今夜遅くに盛大な応援を、普段は観ない人も色んな人達で沢山ロシアに届けられば、1位通過ゲット出来ちゃうかなあ。

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