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Wisdom as a Framework お披露目のご案内


はじめに - as an Art

HPLの運営を通じてWisdomに関する古今東西の統合的な学びと体験をたくさんの講師・プラクティショナーの方々から学び、届けさせていただいた五年。今回のアウトプットは、僕にとってのこの5年間の学習発表のようなものになりました。

「Wisdomとは体験である」という考えのもと、また、できる限り「自分」と言う認知バイアスが入らないよう、自分という中心性をもたないように心がけてきたこの5年はあえて自分自身の言語化や概念化を控えてきました。

改めてアウトプットして整理してみて、体験知のもつパワフルさに自分でも驚いています。そして改めて前職で培ってきたフレームワークというツールのパワフルさにも同時に驚きがありました。1週間前には毎週1枚ずつくらいのペースで書いていければ・・と呟いたのですが、そんな不安そうなマインドとは裏腹に、この数日間で100枚のスライドが身体から湧いて出てきました。

フレームワークというどこまでも透明なツールを使ったとて、これはあくまで一人の人間の仮説・主観から創造されたWisdomの一つの見方であり、一側面でしかないことは十分自覚しています。ただただ僕がみたい世界、みている世界ーそれは自分にとっては、とても美しく、とても感動的で、ヤバすぎる世界!ーそんな体験を皆さんとも共有して、一緒に観て体験したいという想いだけがあります。これはある意味僕にとってはアートであり表現なのかもしれないなと思うに至りました。

確かに、この作業を通じて目に見えないものを可視化したり、つながりがなかったかのように見えたものがバババっとつながったり、あらゆる情報がシンプルな構造に畳み込まれてどんどんミニマルな一点に研ぎ澄まされていくプロセスにいる時、Wisdomの美しさの虜となり、共にダンスしている感覚なんです。

これを観た人の世界の見方がガラッと変わってしまったり、なぜか知らないけど驚いたり、感動したり、嘆いたり。それだけでなく、みた人がさらに何かを足したり引いたり、勝手に様々な解釈をしていったりしながら、このフレームを使ってたくさんの遊びや創造が生まれていく・・・そんなみんなでつくる作品ーWisdom as an Artになっていくといいなと願っています。

Wisdom as a Frameworkー制作してみて気づいたこと

「変容」に関するフレームワークから気づいたこと

・成長、発達、変革、変容、Change、Shift、Transition、Transformation・・・これらの「違い」を明らかにしました
あらゆる変容のマッピングが可能な「3つの要素と2軸」から構成されるベースフレームを開発しました
・これまでの成長・発達系の理論に欠けていると感じていた「成長・発達」と「イマココが完全」という矛盾を解決する理論として、このフレームワークは有効だと今のところ確信しています(今後、要議論精査)


ベースフレームを用いることで、あらゆる変容が説明できる
成長・発達とイマココの整合。そして世界平和実現のフレームワークへ


「ヒト」に関するフレームワークから気づいたこと

・改めてウィルバーさんがすごいなと思ったこと
・一方で、今の段階で追加・修正の必然性が明確にわかったこと
・今回、Life(生活/環境)とTech(技術)を「ヒト」のフレームに追加しました。その意図は、「ヒト」の一部であるMindやBodyと等価に扱い、それらが競争相手や分離した存在ではなく、ヒトの要素の一部として他要素と共創し、統合する要素であるとヒトの再定義を行いました
・これまでのビジネスでフォーカスしてきた、「課題解決プロセス」と、Wisdomで強調される「受容適応プロセス」は、矛盾することなく補完し循環するものであること

ヒトの7要素とヒトの変容のフレームワーク


「変容の技術」と「実践ガイド」に関するフレームワークから気づいたこと

・変容のフレームワークで整理することで、誰がどんな技術をいつ使えばいいかが簡単にわかるようになったこと(簡単なワークシートの開発ができました)
・このフレームワークを活用することで、データベース化ができること
・「Wisdomとは体験である」ーよって、フレームによって分類された、人の感情や体験データをマッピングすることで、Wisdomのフレームワークという「概念」で整理された各自の「体験」のビックデータを蓄積し、フレームワークに再マッピングすることでリアリティ(体験的叡智)をもったWisdomに進化させることができる!という確信が生まれました(ヤバイ)

タイプ別メニュー作りと実践ワークシート
変容の技術マップとデータベース化

4つの参加方法

Open Wisdomを推進していくべく、ご関心がある方は、ぜひ以下の形で以下4つのステップで参加をお願いいたします。

① まずは、全資料をこちらに共有しますのでまずはご覧ください
※上記リノベーション中につき、最新サマリー版を共有します。
※ほぼ全ての資料がドラフト状態で公開しています。アップデートの余白としてそれも楽しんで遊んでいただけたら幸いです。

② ご覧いただけた方は、つながりと共創のために必ずGoogleFormに御記帳いただけましたら幸いです。

③今後の情報共有、議論、イベントなどの共有のため、専用のFacebook Groupに登録ください。

第1回目のお披露目展覧会?解説イベント?を12/1 夜に行います。こちらpetixからお申し込みください。

今後、様々な形で発信や各領域の専門家との対談などを組ませていただこうと思っています。ご協力の程よろしくお願いいたします。

7つの展開計画

Open Wisdom(叡智の民主化)を目指して、このフレームワーク自体は、クリエイティブコモンズとして、必要な人に届くべく、必要に応じて、参照、参考、利用、活用いただければと思っています。

そして、このフレームワークを活かして以下7つのことを実現していきたいと今思っています。

  1. 日本から世界へーコンセプト本のグローバル展開をしたい!

  2. 出版3.0ー共創型で次世代のホールアースカタログをつくりたい!

  3. Wisdomの実践知をデータベース化したい!

  4. Wisdom DAOープラクティショナーのC2C共創プラットフォーム(法定通貨/仮想通貨/贈与を選択可能な)をつくりたい!

  5. 日本版エサレン研究所をつくりたい!

  6. 日本全体をリトリートアイランドに生まれ変わらせたい!

  7. 日本企業に導入して企業を元気にRebornしていきたい!

ぜひ、共創パートナーとしてあるいは、HPメンバーとして実践を通じてWisdomの民主化をみんなで実現していければと思います。ぜひご参加ください。

Open Wisdomは、決してイコール「無償化」ではありません。HPLの創業の原点はプラクティショナーの方々がちゃんと食っていけるマーケットと社会を作っていきたいという想いにありました。多くのプラクティショナーが素晴らしい御心と志がある一方、お金に無頓着か、苦手か、利他精神かで、自己犠牲を払っていることが多く、この矛盾する問題を解決したいという思いが今でも強くあります。なにせ声を大にして、「自分自身も含めてそうだからー!」(爆)

Open Wisdom(本質)を掲げながら、Wisdom伝達者たちが安心して育まれ、食っていける(実存)世界をつくるその間にある葛藤と統合を実現するために、HPLは「事業」という形式で運営しています。この事業のあり方自体の変容を自ら実践し、ラボしています。

これからの世界で「食っていける」は必ずしも、お金ではありませんが、されどそのいつの日かまではお金は必要です。これらの葛藤を統合的に解決していくべく、Open Wisdomによって幅広い人たちがこの技術の必要性に気づき、学び、提供者が増えることを通じて、循環が起こり、お金だけではない贈与経済への移行までの社会変容を力強く推進していきたいと思っています。

HPLは先人・先達たちの叡智の肩にのり無事5周年を迎えることができました。これからますます、皆様のご指導・ご鞭撻・応援・共感・共創のほど、何卒よろしくお願いいたします。

山下 悠一

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