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【編集部紹介note】「自分らしさ」にとらわれないで。

4.30に創刊号を発刊する「既存のライフスタイルに囚われず、フレキシブルに人生を歩むU25を増やす」がコンセプトのデジタル雑誌「liflex magazine」。
4/24から6日間にわたり、編集部メンバーの紹介記事が連載スタート!

初めまして、なかけんです。

ほのちゃん、まおさんに続いて、紹介記事vol3です。なんだか緊張。二人の記事も是非チェックして下さい!

▷編集部紹介note「なにがしたいのと言われても」(菅沢ほのか)
▷編集部紹介note「ふつうと闘うわたしだから」(森本真央)

私は現在、多様な性に関する講演活動を行っていたり、とあるスペースで居場所作りのお仕事をしていたり、はたまた、とあるNPO法人で心の健康に関して取り組んでいたりと、様々な場所で活動をしています。
U25の創刊号では「SNSと遠距離中」の企画を担当し、今後はU25のコミュニティ作りに関わっていく予定です。

そんな私がU25に入った理由ですが、シンプルに言えば、編集長のほのちゃんから「一緒にやらない?」とお誘いを受けたからです。
ただ、誘われたからとりあえず入ったわけではありません。

U25を立ち上げるに至った経緯を聞いた上で

今の自分だからこそ、U25のみんなに伝えられることや一緒に考えていけることがあるんじゃないか

と思ったのが大きな理由です。

私は17歳のときにうつ状態になり、高校を中退しました。
その当時は本当に辛い、死にたい、そういった感情だけでした。

高校を卒業して大学に行って就職をするという将来の形だけしか持っていなかった自分にとっては、中退とは死ぬこととほぼ同等で、明らかに学校に通うことが出来ない精神状態でありながらも通い続けようとしたことを覚えています。
自分自身は性的マイノリティの当事者でもあるので、当時は性に関することでもひたすらに悩みました。

今当時を振り返ると、私が私自身を縛っていたんだと分かります。
そして、それは社会から「常識」「普通」とやらを刷り込まれてできたものだとも分かります。

私はこれまでの経験から、U25の皆さんに「自分が思っていなかった選択肢だって沢山あるよ」ってことを伝えていきたいです。
ただ、伝えられるほどの自信もないので「正直就活スーツじゃなくていいと思うんだけど、どう思う?」「この前学校/職場で男/女らしくしろって言われたけど、まず男/女らしさって何?」みたいなことを一緒に考えていけたら嬉しいなぁと思っています。

最後に。
どうでもいいんですけど、私「自分らしく」って言葉があまり好きじゃなくて。
結構色んなところで聞くけれど、正直「自分らしい」姿を分かっている人ってどのくらいいるのだろうと思うんです。
「その時選択した自分=自分」っていうシンプルな考えじゃダメなのかなって。

だからこそ、

「○○さんらしいものを選んで!」なんて言わなくても、フレキシブルにその時その時の生き方を、豊富な選択肢の中から選べる環境を作りたい。

その思いを忘れずにこれからもU25に関わっていけたらと思います。

U25、楽しい仲間がいっぱいなので、ぜひ見ていってくださいね。

【メンバープロフィール】
〇なかけん〇
youtube性性堂堂のメンバー/ NHKノーナレ『恋愛圏外』/
 セク別交流会主催 / アセクシュアル啓発委員会 /
 NPO法人LightRing.若者支援相談員
ご依頼はkennaka112@gmail.comまで

▷なかけんTwitter

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