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「マルセル靴をはいた小さな貝」が面白かった。

7月×日
新宿武蔵野館で「マルセル 靴をはいた小さな貝」(ディーン・フライシャー・キャンプ監督)

〇これは面白かった。

〇可愛らしいだけの映画ではないけれど、とりあえず可愛らしさだけでも、もう少し話題になっても良いと思う。

〇とりあえず言っておきたいのは、マルセルは貝ではない、ということ。
日本語タイトルや日本版の予告編でははっきりと「貝」と言ってしまっているのでそれは違うだろう、と。
英語はほとんどわからないので、映画の中でどう表現されているのかはわからないが、すくなくともタイトルは”MARCEL THE SHELL WITH SHOES ON”で、SHELLは貝ではなくて貝殻である。
貝ではなくて貝殻。
貝ではない、ということは最後の方ではっきりとわかる。

〇この手のストップモーションアニメでは、微妙な角度とか、ほんのちょっとした動きとか、がキモになると思うんだけど、この映画はそこらへんがすばらしい。

〇作品の雰囲気は全然似ていないけど、設定はちょっとだけ「床下の小人たち」っぽい。

〇マルセルのおばあさんの声がイザベル・ロッセリーニ!
だから彼女はマルセルのことを「マルチェッロ」と呼ぶ。

〇オープニングでユニバーサル映画のアレ、なんていうのかわからないけど、地球の周りをユニバーサルっていう文字がまわるアレ、が流れて、それがこの映画の雰囲気とあまりにそぐわないので面白かった。

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