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2022年3月前半日記(映画「ナイル殺人事件」「ゴヤの名画と優しい泥棒」、新宿御苑で散歩、「ミケル・バルセロ展」についてなど)

3月×日
TOHOシネマズ新宿で「ナイル殺人事件」(ケネス・ブラナー監督)
ケネス・ブラナーという人は立派なシェイクスピア役者だそうだが、残念ながらこの人が監督した映画を良いと思ったことがない。
冒頭の塹壕のシーンとかも、いろいろ工夫しているのはわかるのだが、どうも画面が生きていない。
でもまあ観光映画としてはそんなに悪くない出来か。
CG臭さが若干気になるが。

3月×日
東京オペラシティアートギャラリーで「ミケル・バルセロ展」
初めて聞く名前だが、スペインの画家とのこと。
面白かった。

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スペインは何か妙な芸術家を輩出するなあ、と思う。
ピカソとかダリとか、画家以外だとガウディとかブニュエルとか。

現代アートの作家の個展を観るのは初めてだな、と思っていたが、ずいぶん前に原美術館でアントニ・タピエス展というのを観たことがあるのを家に帰ってから思い出した。
そういえばアントニ・タピエスってのもスペインの画家だ。

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関係ないけど、仮面ライダーの死神博士で知られる天本英世はスペインに取りつかれたような人だったっけ。

3月×日
新宿御苑で年間パスポートをつくる。
二千円也。
入場料が500円 なので1年に4回行けば元は取れる勘定。

あまり時間は無かったのだが、ちょっと園内もぶらつく。

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芝生はまだこんな色。

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梅は見ごろかな。

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プラタナスの枝はみな落してあった。

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3月×日
TOHOシネマズ日本橋で「ゴヤの名画と優しい泥棒」(ロジャー・ミッシェル監督)。
この邦題はひどい。
「大統領の執事の涙」と並ぶ愚タイトル。

まあそれはともかく、なかなか楽しい映画だった。
見た後に知ったのだが監督は「ノッティングヒルの恋人」の人だとか。
なるほど、ほどよいポップさ、ほどよい笑い、そして面白かったけどなんか物足りない後味まで含めて「ノッティングヒルの恋人」とよく似ている。

3月×日
松村雄策の訃報。

そんなに思い入れがあるという訳ではない。
訃報を聞いて、ああ、久しぶりに名前を聞いたな、と思った。
ロッキングオンを熱心に読んでいたのは高校1,2年の頃だったか。
だんだんと、自分の思い入ればかりを書いているような執筆者たちの文章にうんざりするようになり、ロッキングオンは買わなくなっていったが、その中で松村雄策の文章はわりとすんなり読めた。
どの音楽雑誌を読んでいるか、が単に音楽の趣味以上のものを表していた時代。

エッセイ集を1冊、小説を1冊、アルバムを1枚持っていたと思う。

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