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クリスマスプレゼント

「プレゼント」というと、クリスマスプレゼントをお歳暮がてら家族に贈り合う、というのが成人して家を出てからのお約束になっている。
今年はコロナ禍で集まりは控えることになったが…

母のプレゼントの趣味は毎度パンチが効いており、
中でも衝撃的だったのは、7年前に贈られたワコールのももひきだ。

自分が小学生の頃の水彩絵の具の「はだ色」以来とんと見かけない「ザ・はだ色」をしたベージュの地。
(昨今の肌色問題はいったん抜きにして、私が小学生だった頃は「肌色」=ベージュだった時代があったのだ)
妙に浮かれた花だの葉っぱだのの絵柄があしらわれていて、
私にとってはひたすらダサカッコ悪いのだが、
肌触り、暖かさ、絶妙な締め付けのなさは超快適。

しかも、浮かれた柄が柄だけになんだか無意味に
ポージングしたくなるシロモノなのだ。

そう、まるで宴会芸の定番グッズ、全身タイツを着用したかのような、
奇妙な気持ちの高ぶりなのである。

なぜそれをチョイスしたのか、他のラインナップはなかったのかと母に問い詰めたところ、
「百貨店の肌着売り場で買ったワコールだから間違いないだろうと思った。」
「他に宇宙人の柄のもあったけど、花の方がかわいいと思った」との供述。

宇宙人の柄ってすごすぎやしないか。
できれば少なくとも30分くらいは売り場に張り込んで、
宇宙人柄のももひきをどんな輩がゲットしていくのかリサーチしてほしかった…(*´-`)

※2018年11月24日放送の八王子FM「中トロ議長のハチサタ!」投稿メールに加筆・修正したものです。

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