【台湾ぐるり旅】九份どうせ雨雨雨雨雨雨雨雨雨
台湾をぐるり一周する「環島」旅行。いよいよ終盤の7日目は花蓮から九份へ。「千と千尋の神隠し」のモデルになったという超有名・日本人大好き観光スポットである。
私はいまから12年前、大学4年生の12月にもこの街を訪れている。このときは一日中雨が降っていて、満足にカメラ散歩ができなかった。
今回は晴れていればいいな、せめて傘をささずに歩ければいいな、と、かなり淡めの期待を胸に抱きつつ、かつて金鉱をめざす人々でにぎわったこの街に向かった。
【2022/12/07の旅日記】
お昼過ぎ、九份に到着した。
今回もやっぱり雨である。宿のおばさんによると、九份は年365日のうち少なくとも200日は雨が降るらしい。冬のあいだは特に晴れることがないとのこと。なんで前回と同じ12月に来てしまったんだろう。
街を歩いていても、前回と変わっていない……。
どうやって楽しもうかと考え、ひとつ自分なりのアクティビティを思いついた。どれくらい「前回と変わっていない」のか、12年前と同じ場所、同じアングルで写真を撮ることにしたのである。
その結果がこちら↓
海外を旅するときは「もうこの場所を訪れることは一生ないかもしれない」と思いながら街を歩いている。が、ときに同じ場所を再訪する機会に恵まれることもある。これは本当に幸せなことだ。台湾は日本からみれば近場だから来やすいという側面もあるが。
わたしは学生のときにロンドン留学しており、かなりいろんな場所を旅しているほうだと思う。10年ほど前にはインドにも5カ月間滞在したことがあって、このときも相当遊び回った。
モロッコのタンジェとか、ポルトガルのシントラ、またはトルコのサフランボル、インドならブッダガヤやカジュラホ、あるいはネパールのカトマンズ……。こういう、日本からだとかなり遠めの街々に、果たして残りの人生で行くことはあるんだろうか。
机に向かっての勉強時間は46分。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?