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このバーガーは日本風でもあり台湾風でもある

台湾の外食店のメニューでよく「○○式」という表現をみかける。

たとえばコーヒー。中国語で美國はアメリカなので「美式咖啡」ならアメリカンコーヒー。あるいは義大利はイタリアなので「義式咖啡」はエスプレッソといった具合だ。

フランスパンの「法式」とか、ソーセージの「德式」なんかもよく見かける。

なかでも台湾で一番よく見かけるのはやっぱり「日式」である。

日本式、日本風という意味。それホントに日本風か? と思うものまで日式と書いてあって、これがセールスポイントとして成り立っているのだとすれば、それは嬉しいような、こそばゆいような、不思議な気持ちになるものである。

ところが先日、新しいパターンを見つけてしまった。これ。

言わずと知れたモスバーガーの、この「日式胡麻豬排福堡」である。

直訳するならば「日本式胡麻とんかつ幸せバーガー」。なるほど。胡麻ダレって日本発祥の調理法なのかな? 千切りのキャベツもたくさん入っていて、なかなか美味しそうじゃないか。

よくみてみると、中国語表記のすぐ下に日本語表記でのメニュー名も表示されている。

なになに…… 「胡麻ダレとんかつ台湾式バーガー」。あれっ?

・中国語のメニュー名は「日本式胡麻とんかつ幸せバーガー(日式胡麻豬排福堡)」
・日本語のメニュー名は「胡麻ダレとんかつ台湾式バーガー」

かたや日本式をうたい、かたや台湾式をうたっている。なぜだ!?

で、私はまんまとこのセットを注文してしまったのであった。

ちなみにチキンナゲット用?についていた甘ダレには「CHINESE SAUCE」と書いてありました。いずれもとってもおいしかった。

全然関係ないけど伝説のマンションポエム「そこは、成城でもなく、仙川でもない。そして、成城でもあり、仙川でもある」を思い出してしまったよ。


【2023/01/04の日記】

机に向かっての勉強時間は4時間03分。

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