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世の中には3種類の人間がいる〜人間理解Part2〜

前回の更新では人間理解Part1と題してギバー、テイカー、マッチャーについてお話しました。
軽くおさらいすると、人間は上記3種の要素を持っていて、いちばん色濃く出る要素がどれかということ。
与えるギバー、奪うテイカー、調整するマッチャー。
成功するのはギバーだが、テイカーにもギブするギバーは破綻し、ギバーにギブするギバーが成功するとお伝えしました。

これはアメリカの学者アダム・グラント氏によって提唱された概念で世界的にも有名なものです。

今回お話するのは天才と秀才と凡人のお話。
このお話は僕が心折れそうになった際、作家の北野唯我さんが著書「天才を殺す凡人」にて救ってくださった内容をふんだんに盛り込んでいます。

ある所に天才、秀才、凡人の3人がいました

上記の3人はそれぞれ強みと弱み、特性が異なりました。
天才は創造性を、秀才は再現性を、凡人は共感性を強みとして世界を発展させてきました。
天才の創造性は世界に光を、秀才の再現性は光を形に、凡人の共感性は形あるものを世界の隅々まで広げました。
この3人はこの記事を読んでいるあなた一人の中に同時に存在しています。
ただ3人の力関係が人によって異なるだけです。
そしてこの力関係で創造性が強く出る割合が全体に対して1、再現性が強く出る割合が10、共感性が強く出る割合が100と言われています。
この3人の関係性は下の図を参考にしてください。

お互いに相手をどう見ているかが一目瞭然

人数比が異なることで起きる弊害

上記で天才1、秀才10、凡人100の割合で世界中に存在するとお伝えしました。
この人数比によってなにが起こるかと言うと、マイノリティの排除です。
共感性を強みにしている多くの凡人は、理解されにくい創造性を強みにしている天才を殺してしまうのです。
それは理解できない恐怖から。
それは自分には成しえない実績への嫉妬から。
それはマジョリティである優越感から。
そして天才は理解されたいと願っているのに理解されない孤独から精神を病んでしまったりするのです。
ただでさえ貴重な天才、1人失うことは世界の発展に対し大きな損害ですがそれを認識できる人はそう多くはいません。
これが「天才を殺す凡人」の正体です。

この3人から僕らの周りの人間関係をどう見る?

僕はこの理論に出会った際衝撃を受けました。
自分の身の回りの人々の言動と意思がこの理論によってピタリとはまる感覚があったからです。
変わった、変な、独特な天才はいつも的を得た真理を説いてくるけど凡人に理解されず、それは秀才の再現性を伴って論理的に否定されます。
世界に善悪など無く強みにしているものの差異によって、それを証明する手法によって(数なのか論理性なのか未来の事実なのか)戦い方が違うだけなのだと。
きっと誰しも自分の核となる考え方や価値観、強みで日々もがきながら生きているだけなのかもしれません。
そう考えると人を恨まずに憎まずに済むかと思います。
よかったら参考にしてみてください。

ちなみに「天才を殺す凡人」は下記サイトで購入できます。
人生のバイブルになるので是非購入をご検討くださいね。
https://www.amazon.co.jp/%E5%A4%A9%E6%89%8D%E3%82%92%E6%AE%BA%E3%81%99%E5%87%A1%E4%BA%BA-%E8%81%B7%E5%A0%B4%E3%81%AE%E4%BA%BA%E9%96%93%E9%96%A2%E4%BF%82%E3%81%AB%E6%82%A9%E3%82%80%E3%80%81%E3%81%99%E3%81%B9%E3%81%A6%E3%81%AE%E4%BA%BA%E3%81%B8-%E5%8C%97%E9%87%8E-%E5%94%AF%E6%88%91/dp/4532322537

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