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ホグワーツレガシー雑感(ネタバレなし)

ひとつめの大きいダンジョンをクリアして、いざ2章!って感じのところまで来たので、メモがてら…。見出し画像は、どうしてもキンプリの子に似ている気がしてしまう、うちの子です。
※ストーリーの重大なネタバレなどは一切しておりませんが、少しでも情報について気になる方はお気を付けくださいませ。

モーション大味だけど、プレイフィールけっこういい

グラフィックは実に洋ゲーって感じのつくりで、きれいに仕上がっているし、イギリスの物憂げな空気感みたいなものも、中世と現代の間みたいなファンタジーの重みも感じられるし、とてもいい雰囲気。
それに対して、モーションが結構ぎこちなくて…キャラクターが「普通の人間」だからだろうか…開幕いきなり足めっちゃ滑ってたし、これは危ないか?と思っていたのだけど、進めていくうち、今のところ別に気になることは特にない、という感じになってきた。(洋ゲーあるあるフィルターがかかっているとは思う)
なにより優れているのが、物を調べたとき、箱を開けたとき、魔法を当てたとき、その他もろもろの「感触」がいいこと。過剰な振動とかはなくて、単にいいテンポで来る。SEもいい。「手触りがいい」ってこういうことだと思う。
全体的に、魔法ならではの演出(なにもないところに現れるとか)が、しっかり重みをもっていて、軽いものはものすごいスピードでどうにかなるし、重たいものはしっかり重く、ゆっくり動く…なんだろう、魔法自体はほんとうに魔法なんだけど、現実の、普通に重力があってものがある世界そのものを、ちょっとだけ魔法で動かしている、操作しているよ、っていうのが伝わってくる。たぶんこれは映画で何度も何度も検討されて練り上げられた「魔法の演出」をトレースしているからこそのクオリティだとは思うんだけど、いわゆる「ゲームの魔法」ではなくて、本当に「魔法使いの魔法だな」って感じられる部分があるのが、ホグワーツの世界をしっかり表現することの下支えとしてめちゃくちゃに機能していると思う。良いです。

ゼルダをめっちゃ研究している気がする

細かいダンジョンがいろんなところにあるんだけど、基本的には「足止めされているのを、パズル的に解いて進む」ことになる。で、解く方法は、当たり前だけど、魔法。覚えている魔法をどう使うか。まさに、「ゼルダ」のフックショットとか爆弾とか弓矢とかを駆使して扉を開ける感じのやつを、魔法でやるっていう感じ。難易度はそんなに高くないし、主人公が「ここは確か…アクシオで…」とか独り言を一生言ってくれるので、詰まることはあんまりなさそう(いまのところ。このあともっと高難易度のやつは出てくるかもしれないけど)
フィールドガイドのページとかを取ると「ごまだれ~」よろしく、ハリーポッターのあのメロディが鳴るのもけっこう好き。

バトル、わりと歯ごたえある

ノーマル難易度でやってます。ふつうにボス戦とか初見だと1回は死ぬ程度には歯ごたえある。別に敵が強いのではなくて、魔法の操作に不慣れなだけなんだけど。
いまのところ思うのは「なんでもいいから殴ればいい敵」と、「ガードを剥がす必要がある敵」で、ちょっと対処法を変える必要があるという感じ。基本的には、魔法のコンボを決めていくので、1VS1なら負けることはない。1体をタコ殴りにしているときに横からちょっかい出してくるやつを処理するのがまだ下手で、これがうまくなると多分無双できるようになるんだと思う。1VS10体とか平気でやってくる。容赦がない。
ただ、画面内外含めてすべての攻撃に予兆表示があって、防御または回避を選択する。防御不可の攻撃は回避しないといけないけど、防御可能な攻撃は「プロテゴ」で弾くというか、パリィ可能。パリィの受付時間はわりと長いほうだと思う(いまのところ)。なので、1体どれかロックオンして相手決めて、「浮かす!引っ張る!切り裂く!凍らす!炎!(横からちょっかい来るので)プロテゴ!パリィで反射!クールタイム終わったのでまた浮かす!」…みたいなパターン入ると、全能感もあって気持ちいい。ただ、これを実現するためには、間違わない魔法の操作(〇△×□に割り当てた魔法を、R2押しながら方向キーで4ページの中から呼び出し、R2押しながら〇△×□のどれかで発動)を行うことと、クールタイムの管理(連発できない魔法も結構ある)が必要で、集中力が途切れると、囲んで棒で殴られて死んでしまう。魔法使いは人間であり、非力なのである。ちなみに回復薬は有限で(雫石みたいな感じの薬を買ったり調合したりする)回復魔法はないです。攻撃・防御のバフ薬をガンガン使えるほどには、まだお金がない…。

ホウキに乗れるまでが遠すぎるけど乗ったら楽しい

メインクエだいぶ進めて、やっと乗れるようになった!!!!
1章(仮)のほぼ最後で、やっと飛行訓練の授業が解放される。これさえ受けてしまえば、あとは600円貯めて、ホグズミードで買うだけで、乗り放題。L1押す→〇ボタン押す で、一瞬で呼び出せる。城内とホグズミード内でなければ、いまのところほぼどこでも乗れるし降りられるし、なんなら水中からでも呼び出せる。乗ったまま宝箱も素材も集められる。仕様切った人天才か?!でも、もっと早く乗せるべきですよこれは…
ホウキの操作自体は結構難しい。いや、マップをぶわーーって移動をするだけなら自由自在なんだけど、狙ったところにピンポイントで行くのは難しいので、箒レースとかは結構むずいです。操作のカスタマイズはカメラ反転くらいかな?地味にコントローラーのモーションセンサーで操作っていうオプションがあるんだけど、これがまた地獄のように難しいので無理でした。

メニューUIはアサシンクリードヴァルハラ

ヴァルハラで見た!って感じなので自分はすぐ慣れた。PC(キーマウ操作)との相性考えると、時代はカーソル式になっていくのかな?

城内の3Dマップが慣れない

行きたいところに全然行けない。画面左の文字から飛べるので、文字のところでツリーが開くようにして、全ファストトラベル先を一覧させてほしい…。そのうち覚えるのかもしれないけど…

城の中ちょっと油断するとカメラ酔う

階段がね、めちゃくちゃ多いんですよ。いかにも学校!って感じの、ぐるぐる上るタイプのやつ。で、けっこう狭いので、カメラがキャラに近寄るんですね。これがめちゃ酔う。初日、城内探索楽しすぎてめっちゃうろうろして、若干具合悪くなった。対策が必要ですね。

どうしてもDragon Ageを思い出す

自分は「Dragon Age」というビデオゲームのシリーズが非常に好きでして、PS3の 「Origins」「Ⅱ」、PS4の「Inquisition」と、それはもう何キャラも作って何周も遊んでいて、まわりの友人に勧めては「合わなかった」と言われて悲しい気持ちになる人生を送ってきているのですが、ホグワーツレガシーにはこのDragon Ageみを感じるわけであります。会話の選択肢がだいたい「優等生」か「クソ野郎」の2択なところとか。ポリコレへの配慮っぷりとか。マップとバトルの感じも結構近いと思うし、「才能」システムも、まあ普通のスキルツリーなんだけど、パッシブ能力強化より、アクティブ強化が多くて、バトルの組み立てそのものに影響するものばっかりっていうところが近い印象を受けるわけです。あと「闇の魔術」ね。2周目キャラで、極悪非道ロールをして、ブラッドマジックを極めたあの頃を思い出すんですよ…1周目は優等生でしっかりクリアして、そのあとグリフィンドールかハッフルパフのイカれた闇魔術マン作りたいなって思います。

実は「ハリポタ」ミリしらだけどすごい楽しい

正確に言うと、「ファンタビ」コンプ勢なんだけど「ハリポタ」ミリしらっていう…その、最初期のハリポタブームに乗れなくて…追いかけられないままここまで来てしまって…。「賢者の石」だけ本は読んだので、ざっくり「ハリーとハーマイオニーとロン」とか「組み分け帽子」とかそういうのは知っていますが…という感じ。ユニバのポッターエリアは行ったことあるので、ホグズミードの杖屋さんとか「あぁ!見たことある!」みたいなのはあったけど、「これがあのホグワーツか~!!」とか「あの魔法だ~!!」みたいな感覚は正直得られていません。が、めっちゃ楽しいです。さいきんこういうファンタジー系(?)の作品に触れていなかったので、新鮮で楽しいってのもあるかも。

総括:めっちゃよくできているので買いですよ

関係者でもなんでもないんですけど、2023年のゲームとしてクオリティまったく申し分ありませんので、魔法バトルと、ゼルダ的なダンジョンと、あと箒で空を飛びたい人、15歳か16歳の学園生活をエンジョイしたい人(ペルソナ的な)、オススメです!


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