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自分の意志を持たずに他人に流されると後悔します

「失敗なんかしない方がいい」
そうであればいいけれど、実際はそうもいかない。
今回このハッシュタグ募集を見て、ちょっと自分の人生を振り返りがてら、
「失敗と向き合って、あの頃の自分がどう行動すべきだったか」
「これから行動を起こそうとする人に、何を伝えるべきか」
この2点に絞って、ちょっと書いてみようと思った。

実際に振り返りつつこの文章を書いてみたら、
中高時代の失敗が、今に至るまで大きく自分に影響していると考える。
今さら過去を取り戻せるわけではないけれど、
多感な時期にやってしまった失敗のダメージ、かなり大きい。

人に流されず、自分の意志で進路を選ぶべき(中学時代)


中学時代の成績は普通だったけれど、当時行きたいと思っていた公立高校の合格ラインには届いていなかった。
入試の平均点はとれていた気はするが、内申点が足りずに合格はならず、
滑り止めで受けていた第二志望の高校への進学が決まった。
いや、ちょっと待て。
改めて今、自分自身に問いかけてみよう。

そもそも、本当にその高校に行きたかったのか。
自分の意志はあったのか。
ただ周りに流されていたのではないか。
その高校に行きたい理由は何だった?
よくよく考えたら何もない(なかった)。
それなりに良い公立高校へ合格して親を安心させる、中学時代はそう考えていた。

でも…
就職して働いている今、高校時代は一つの通過点でしかない。
どこの高校を出たか、そこまで人生に影響はない(今のところ)。

当時、どんな職業に憧れていた?
その憧れの職業を目指すには、別の進路ってなかった?
周りに流されていたあの頃の僕に、そう考えることまで及ばなかった。

もしあの頃、なりたい職業が決まっていたとしたら、
私は間違いなく、県外への高校進学を希望していただろう。
仮に反対されても、「高校卒業後は○○社に行きたいから、○○社とパイプのある高校でなければダメなんだ」と言えるくらいでなければダメだった。

中学生がこの文章を読んでいるかどうか。そもそも届くかどうか。
定かではないけれど、今の私から言えるのは、
「周りに流されるな。自分が行きたい高校や、目指したいものがあるなら、はっきりと主張しなさい」
ということ。

そして親世代、指導者には、
「希望する進路のことを何も知らないまま否定するな」
ということ。

これは将来、子供を持った時や子供を指導する機会があったならば、
「自分の人生は自分のものだから、後悔しないよう自分で決めなさい。
でも困ったら、人生がより良くなるよう全力で力になるよ」
こう言える大人でありたいと思う。

進路選びにあたっては、自分が興味を持てることや、学んで面白いと感じることを軸にすべし(高校時代)


先述したが、高校は第一志望でなく、第二志望へと進学。
しかし、高校受験で体力も精神も使い切ったこと、
中学時代に「お前じゃ無理」などとネガティブな言葉をたくさん投げかけられ、
自己肯定感を失った状態が3年のうちの大半を占めていた。

もちろん、第一志望に受からなかったのは自分のせい。
「この屈辱は大学受験で取り返す」
そう思うのは間違っていない。
しかし、ここでも疑問がひとつ。

「モチベーションを向ける方向、間違っているんじゃない??」

これも今考えたら、確実にそうだった。
なんであの頃、あのような受験校選びをしたのか、今となってはわからない。

色々言ったところで、過去が戻ってくるわけではないけれど…。

・第2志望の高校もそこで良かったの?
・進学校ではない方が良かったんじゃない?
・志望する大学はどうやって決めた?
・偏差値、偏差値を追い求め過ぎてるんじゃない?
・その大学に入って、何をするの?

これも高校生当時の私が聞かれたら、全部答えに窮する質問だ。
高校生だったあの頃の私は、高校受験の借りを返すことが第一になってしまって、
偏差値優先で受験校を選んでいた。
周りが皆、難関大学を目指していたこともあったため、
自分が興味あることはそっちのけになり、ここでも流されてしまった。

私が進学すべきだったのは、進学校ではなかった。
自分がなりたいものに向かって目指す仲間たちと切磋琢磨できる環境、
これこそがあの頃の私に必要だったものだ。

親に払ってもらっていた決して安くない受験料をどぶに捨てた、
とまでは思わないけれど、受験したことは正しかったのか。
今でも、正解かどうかが分からない。

中学・高校で何が好きだった?好きだったこと、目指す職業に生かせない?
その考えを持てていなかった。
だからこそ、進路選びをする高校生には、
「偏差値や大学のブランドで受験するな。自分が興味を持てること、学んでいて楽しいと思うことができる(できるであろう)学校を優先して選びなさい」
自分ならこうアドバイスする。

まとめ


中高時代を振り返ってみて…。
「勉強や進路選びだけでなく、自分がやりたいことを考える時間を作る」
「どんなことが好きで、興味があるか」
この2つを最低限考えていたら、もっと違った人生になったのではないか。
今までに下してきた選択が誤っていたのではなかろうか。
本当に、これで良かったのかね?
ふとそう思ってしまうことがちょくちょくあるが、
これまでの失敗を糧に、今後人生がより楽しくなる方法や、
充実させられるような生き方をしっかり見つけていきたいと思う。

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