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初めての登山(毎日noteあと63日)

初めての登山は3000メートル級の北アルプスの山だった。

頂上でテント泊をする為、私は約13キロのザックを背負って登った。

先輩達はもっと重たい荷物を持っていたのに、ヒョイヒョイと登っていた。

途中辛すぎて、”なんで登山をするって言っちゃったんだろう。もう二度と来ない”と強く誓った。

そんな中、登山中は行き交う人たちが「こんにちは」と挨拶をしてくれた。

下山している方からは「あともう少しだよ、頑張って」と声をかけてもらえた。

普段、街で見ず知らずの人と言葉を交わす事なんて、そうそうない。

しかし山では皆んながイキイキとしており、そこでは他人が、ただの他人ではなかった。

山が見ず知らずの人々を、見えない何かで結びつけている様だった。

道中とても辛かったが、山にいる人々のお陰で清々しい気分になれた。

そして、頂上に到着すると、今までの疲れが本当に嘘の様に吹き飛んだ。

壮大な景色と綺麗な空気が、私の心と体を癒してくれた。

あれだけ二度と来ないと強く誓ったはずなのに、”また来たい” そう心から思えた。

この感動は、今でも鮮明に覚えている。

景色、空気、山の人々、達成感

私は初めての本格的な登山で山に魅了された。

辛くても諦めずに最後まで登り切ると、そこにはとても素晴らしいものが待っている。

本当に登山は人生そのものだ。

登山を通して、人生で大切なことを教えてくれた理事に、心から感謝している。

この登山での思い出は、一生忘れない。

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