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なぜ企業は、高いお金を払って新入社員に外部研修を受講させるのか考えてみた

こんばんは。虹世です。

社会人も二週目が終わりました。
今週は、先週と比較するとあっという間でした。

先週はずっと座学で話を聞くばかりだったのが結構つらかったのだと思います。
比して今週は、部署別の、数日ずつの研修が始まって、考えたり、外に出たりすることが多かったので、疲労はありますがより実務に近づけた感じがして楽しかったです。

今のところ、同期ともどもそれなりに順調です。
ただ、同期が1人感染症に罹ってしまい、それだけ心配です。

はじめに

さて、本題ですが、そんなそれなりに楽しい社会人生活ですが、
この10日間のうち、3日間だけ外部の会場で、ビジネスマナー研修とやらを受けさせられました。
今回はそれについてです。

どんなものを受けたのか
2日間は、服装とか社会人としての心構えとか客対応とか電話応対とか名刺交換とかをやりました。
1日は、書類とか、メールの書き方とか、そういうのに特化したものでした。

なぜこの記事を書くのか

まあ、簡単に書いてしまえば、辛かったからです。
いいから早く終わってくれとしか考えずになんとか3日間をやり過ごしました。

少しだけ自分で分析すると、こういうマナー研修はたいてい一様に、前時代的な印象を受けます。
「マナー講師」ってX (旧Twitter)とかでは弄られる言葉として使われることが多いですね。

しかも、私の働いている会社は比較的寛容な部分が多いです。
服装も、内定式ですらオフィスカジュアルで、ノージャケットでも何も言われません。

なのにスーツのマナーを延々1時間以上かけて話されても、あまり共感できません。もちろん、外に出て客先(?)に行く際はスーツの日もあるみたいですが、暫くいらないらしく、紺一式の、いわゆるリクスーは実家に置いてきました。

ただ、名刺交換のやり方とか、電話応対のスクリプトとかは知らないし、これから必要でしょうし、まあ役に立つかなと思えるものも中にはありました。

休憩時間を除いて、3日間で20時間弱話を聞いていたわけですが、そのうち4時間くらいは実のある話でした。


ではなぜ企業はこんな研修を受講させるのか

こういう研修って結構お金かかるらしいんですよ。
私が受講したものは、20~50人ほどが貸会議室に入れられ、↑のフリー画像みたいな講師がいるやつです。
調べてみたところ、何業者かみて、1日1人当たり20,000円~50,000円くらいするみたいです。
高いですよね。私の月収を月の勤務日数20日で割った(想定)日給よりずっと高いです。

それを新卒全員に投資してる。
自社でやれば、担当者の人件費だけはかかりますが、会議室があるので場所代もゼロ、例えば配布されたテキストだけを購入するとすれば、一人当たり2,000円程度で済むのに。

一緒に受けていた他の企業は、うちも含めてですけど、B to BもB to Cもありましたが、いわゆる普通の企業の人しかいませんでした。
ここで書いた普通というのは、礼儀やマナーが職務の付加価値に直結しないということです。たとえば、ホテルとか航空系のGSとかCAとか、百貨店とかです。その接客態度が商品価値に繋がる業種ということですが、
恐らく、そういった企業は独自のノウハウで研修を行っているのでしょう。

機会費用の観点から言うと、納得できる部分もあります。
因みにですが、私は機会費用という言葉が結構好きです。
高校の公民で習ったと思うので、知らない方はお調べください。

こういった基礎的なビジネスマナー研修ってめんどくさいでしょうね。
新卒のためにその20時間を割く間にできる仕事がある。
めんどくさい上に時間をとられるなら、ちょっと高いけど一括で外注してしまえということなのでしょう。

最後に

誤解のないように書きますが、私は、入社した会社のことは心から信頼しています。
もうこれ以上こんな研修を受けなくていいことは嬉しいですが、ここで学んだことを自社で必要なスキルに適宜変えていくことだけは意気込んでいます。

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