こんにちは。

ハラヨミ通信「記響-フミユラ」の諒太です。

ハラヨミ通信「記響-フミユラ」では、日本語と心に関わる研究や言葉の創造を配信しています。

今までは「情動リテラシー」に関する内容を配信していましたが、日本語である五十音の構成と言葉創り、それに連動する心の様子についてふれていることで「ピクっ」とする感覚に包まれることから、本記事をもって配信する内容を変更し今とこれからに必要な日本語の話を配信してまいります。

「情動リテラシー」に関しまして、以下の記事にて「心と暮らしと未来心理分析」を行った記事に集約させております。

これから私達はどのような「心境」になっていくのか？。どのような「在り方」になっていくのか？。これからの仕事は？など先を見据えた未来分析の記事となります。

（読者様のご感想も掲載）

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今回は『乱世』について配信します。

なぜ『乱世』は『乱世』と言うのか？

について探っています。

言葉と心（コトタマ）の姿を一緒に掴んでいきましょう。

『乱世』というのは文字通り「乱れた世」と書いて「ランセ」となるわけですが構造をみていくと非常に面白いです。

「乱・ラン」はわかりやすいのですが、「ラ」というのは「コラーーー！」というように感情的馬力がでるのが『ラ』となります。

その時の心の動きというのは目まぐるしく動く感情の姿がそこにありその姿のことと「古事記と言霊」では螺旋状におこる活動であると説明がされています。

また、「ラ行」は五十音表のなかで特殊な音です。

どこが特殊かと言いますと、唯一『巻き舌』で発音できる音であり「激怒」したときに巻き舌と共に「なんじゃオラー！」が発せられ、「ラ」が起きます。

発生と発声における「ラ」や「巻き舌」は自身の体で発せられるものであり、体の機能という「自然の摂理」で「ラ」と「巻き舌」が発生していることを観察すると「ラ」の馬力性を感じられるかと思います。

そして「ラ」という音が発生したのは「結果」であり、その結果の元となっているのが感情の螺旋活動「言霊ラ」となります。

心と体、心と現象が繋がっていることが「ラ」から感じ取ることができると思います。

『ラ』というのは、激情にも通じる感情の螺旋運動であり、巻き舌と馬力を発声させる（現象を起こす）音であることが心・体を通じて認識することができます。

次の「ン」ですが「ン」というのは全体や運ぶ、読むということに関係してきます。

何か考えている時「ンー」といったことをどう「運ぼうか」をねるとよく「ン」がでてきます。

さらに「ン」は運搬や運勢といった「流れ」にも関係してくるもので音であります。

また、何かが完成したとき、全体がわかったとき了解したとき「ン！」と言ったり全体を掴もうとしたとき「ン？」となることから全体像や流れと心に「ン」が大きく関わってきています。

次に「セ」ですが、「セ」は「セ」というのは『イッセーノーデ！』や『セーノッ』というように体に力をグッといれるとき「セ」が発生します。

また、子供が大人のように「背伸び」する様子もチカラを込めている様子でもあることから「チカラ」というものが「セ」に関わっています。

これら「ラ」「ン」「セ」を繋いでいきますと

『激情たる感情が（ラ）、運ばれていき流れ（ン）、チカラが込められる（セ）』

という構成になっていることがみえてきます。

こうなることで世は乱れていきます。

『乱世』という言葉の完成です。

こうした心情的背景、構造・状況的背景が合わさってうえで『乱世・ランセ』という音・言葉が組まれていると考えていくと非常に奥深いものだなと思わされます。

心・コトタマを網羅していた人たちは霊を知る者であり霊知り（ヒシリ）と呼ばれ、その姿は耳と口の王である「聖」（ヒジリ）であったと言霊学の世界では説明されています。

そして、その心・コトタマに紐づいて体から自然に出てくる「音」や連動して起きる「現象」も深く観察していたのでしょう。

まさに『乱世』という言葉も、言霊の力動をとらえ組まれた作品であり、心のことをよく知っていた「聖」がいた証拠なのではないかなと思った次第です。

それでは今回はこの辺で。

ハラヨミ通信「記響-フミユラ」
諒太

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